3月 東日本大震災が起こりました。

地震の被害、津波の被害に茫然としたのですが、私はTVで震源地が海中だと言う事実を確認した時に真っ先に気になったのが『津波』と『原子力発電所』の二点でした。

私は普段からNHK特集やドキュメント番組を見るのが好きなので、以前NHK特集などで放送されていた≪津波が来るとどうなるのか?≫を特集した番組内容を思い出しました。

その番組内でのCGでも、原子力発電所が津波に襲われたら…この様な危険な状態になる可能性があると指摘されていたのにも関わらず…結局はまったくその通りの大惨事が起こってしまいました。

まったく情けない話です。まさか今私達が住んでいるこの日本に、この先何十年も人の住めない地域が存在してしまうなんて…。

放射能は防護服を着用すれば防げるんじゃないかと思っている人も多いと思いますが、地球上の物質で放射能を完全にシャットアウト出来る物質は存在致しません。防護服を着るのは、少しでも通過する放射性物質の数を減らす為なんです。

人間の身体を素通りして、血液中の白血球を破壊・癌化してしまう恐ろしい物質と聞いております。

原子炉を廃炉にするには40年掛るとも言われております。メルトダウンによって地下のコンクリートにまで達した炉心を取りだすには、その為のまったく新しい≪世界初≫の技術をこれから研究・開発しなければならないのです。

作業員がちょっと徹夜してどうこうではないのです。世界初の技術を開発してから…初めて撤去する指針が立つだけなんです…。

我々は…自然から余りにも大きな『試練』を叩きつけられました。容赦無く…。