みなさんは”洪庵のたいまつ”
という話を知っているでしょうかはてなマーク

司馬遼太郎さんの作品で
会社によっては小学校の教科書にも
登場する話だ。

昨日から
UNZA(UNIVERSITY Of ZAMBIA)の教授が
うちの大学に試験や成績処理が
しっかりと行われているか
見に来られている。
その中のMr.KAKUWAという
体育の教授がいる。


彼はザンビアの中では
体育の世界のトップの方と言っても良い人だ。
体育の同僚たちは
みんな彼の弟子にあたる。
彼は僕を自分の息子と呼んでくれる。

昨日の話の中で
”自分はもう年をとってしまって、
仕事がきつくなってきた”
そういう話をされた。

その後
同僚たち一人ひとりに
”これからザンビアの体育を
ひっぱっていくのは
お前たちだ!”
といった感じの話があり、
僕には
”君は日本とザンビアの体育を
比べることができる
今後は世界中の体育を知り
体育科教育をザンビアに限らず
様々な国で活動していって欲しい”
と言う感じのことを言われた。

Mr.KAKWAは今の仕事を
辞めるのではないのかと
思わせるような話だった。

事務的な話などもして
最後の話がとても印象に残った。


その話は
ろうそくの灯りを例えに出し
話をされた
”1本のろうそくでは暗いが
そのろうそくの灯りを
たくさんのろうそくに
広めていけば
とても明るくなる
自分は体育の弟子を育ててきたが
これからはその弟子たちが
体育教育の普及に努めて欲しい”
そういった話だった。

その話を聞いた時
”洪庵のたいまつ”
の話を思い出した。


ザンビアで体育教育の普及を行うには
電気工事のような大掛かりな事を行うのではなく
ろうそくの灯りを広めていくように
少しずつ、一人ずつ
確実に灯りを灯し
その火が消えないように
より大きな灯りとなるように
活動を行っていくことが
大切なのではないかと思った。


改めて
”洪庵のたいまつ”
を読んでみようと思う。

今までとは何か違ったものを感じ
活動にいかせるような気がする。