認知症両親の介護をしてきてこれまで何度も両親の治療について決断しなくてはならなかった。
治療についての決断というのは、手術をするのかどうか?治療法は何を選ぶのか?
認知症の両親にとって生きるとはどういうことなのか?
治療をする意義はどこにあるのか?
両親の命の決断をしなければならない私にとって、この決断は想像以上に重圧。
そういうわけで老化関連疾患とどう向き合えばいいのか?というテーマに非常に興味がある。
老化関連疾患とは、加齢に伴い様々な環境的因子や遺伝的因子によって起こる高血圧や動脈硬化、心不全、糖尿病、認知症、骨粗鬆症、がんなど。
そうしてこのことを真剣に話せる人と出逢いたい。
自分のことが自分で判断でき、さらにその判断を実行するだけの経済的なゆとりがあれば、なんの問題もなく自分の思い通りにできる。
両親は、自分のことが自分で判断できにくい。経済的には今の生活がぎりぎりだ。だから私が
その時の最適を選択しなければならない。
こういう場合がきたときに必要なのが知識と経験とを兼ね備えた相談できる人。
けれども実際、この話をできる人は私の身の回りに居ない。
不確かな情報を持った人は多い。マスコミなどでの裏付けのない印象だけの情報は危険。
誰しも自分の死や親や子の死を意識するのは怖い。
だから、そういうことを考える人は少ない。
1週間に施設から2度も地域の拠点病院に父がお世話になるなんて、しっかり腹をくくらないともしもの時に冷静に対応できないなと改めて気づく。
次回両親に面会するときに聞いてみよう。
寝たきりになっても長生きしたい?
意識がなくても生き続けたい?
痛みがひどいときは痛みのために意識がなくなってもいい?
などと質問してみよう。
こんなこと聞いたら怒り出すかもな。
怒られても聞かなくちゃ。
決断しなければならないのは私だ。
私にとって、家族それぞれにとって、そして何より両親それぞれにとって最適を選べるようにしっかり学び成長して器を広げていきたい。
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松元佳子
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