何かのときの家族同士の意思疎通は難しくて気持ちが萎える。
認知症両親の介護を家族で力を合わせてやってきた。
毎回家族の気持ちを同じ方向に向けることの難しさを
実感しながら。
どんな難関を乗り越えても、
乗り越える前のやるせなさは
毎度のことながら、慣れない。
今回は自分が経験してきたこの認知症両親の介護を
伝える活動をしたいと思っていて、
そのためのさらなる準備をはじめた。
その準備の中で、
妹たちにちょっとした協力をお願いしたのだけれど、
あっさり断られた。
「どうしても嫌」
そう、わたしもなんだかわけのわからないことに
対して否定から入るタイプだ。
そういう育ちでトラウマがある。
だからどんなときも、
素直な言動が難しいと感じるし、
まず否定の気持ちがわいてくる。
このことは自分でわかっていて
すごく気になるところだ。
だからこそ、
どうすればいいのか?
考え込んでしまって、
自分の根っこの気持ちを
しつこく確かめる作業から始めてしまう。
いつもぶち当たる家族の壁。自分の壁。
だけど、決めている。
前に進むのだと。
こういうときは、
応援してくれる人にゆだねればいい。
流れに乗れば動き出す。
動き出せば、
景色が変わる。
感じ方も変わる。
周囲をよく観察しながら進んでいこう。