最近の父、緩やかに下降気味な体調というか頭の調子な感じです。
今日も父(血管性認知症、要介護4)の病院(水頭症シャント術後のリハビリ入院)へ洗濯物の交換へ。
またしても「なんでこんなにたくさんの洗濯物があるの?!」という状況でした。(5Kgくらい?)
だけど、びっしょりなヤツ(おむつ着用にも関わらず上下の衣服が尿漏れで)はなかったのでホッとしました。
水頭症で歩けなくなってしまい、いえ歩くどころか起き上がれないまでの状況で手術後の現在半年くらいでまだ車いす生活中。
歩行訓練はしているので、杖での歩行は可能。ただし危ないので付き添いが必要。
病院内では、安全のため車いす生活。
認知もあるので、車いすが安全と判断されてる模様。
車いすの操作も慣れた様子ですが、自分でこぐのはしんどいので、すぐに誰かに押してもらいたがる感じ。
で、体力的というか筋力はついてきているのですが。
どうも頭の調子は落ち目。
まず、字が徐々に書けなくなりつつあります。
書くんですよ、書けるんですけど、書いてるところを見て入れば「読める」。
が、父が書いた文字の列をみても、「全く読めない」。
→書いた父もわたしも推理不能で。
親子:「なんだこりゃ?」
父もそれを意識していて、「字がかけんごんなったがよ(書けなくなった)!(がっくり)」
書いてはいるけど、余白というか空間の認識がおかしいのかしら?な。
これは、脳浮腫の影響なのか?出血か?梗塞か?
どれも同じくらい疑われる状況でありまする。
それでも、日記の時系列のならびに。
こしょ:お父さん、わたしと妹次女が来たって書いてね?!
父:(黙々と書く)・・・・・・書けん!(イライラ→あきらめ)
今日の父の顔つき※は。
※認知症の人は、顔つきをみると、その時の状態がわかります。
ぼんやりと生気がなく、ボケ感が出ていて、目がうつろ。
反応がゆるく遅い。
そろそろ父の葬儀費用をためとかないと?などと同行した妹次女と話すシリアスさ。
母の分と、一体どのくらいか試算する必要がありそうです。
実家に戻って、洗濯準備しなが姉妹の会話。
妹次女:うーん、今後どうなるんだろうね?
こしょ:そうだよねー。
妹次女:どのくらい生きるのかな?生きれるのかな?お父さんもお母さんも。
こしょ:寿命はわかんないもんねぇ。今日の状態だと、今日かもしれないし、もっともっと20年後とかかもよ?
妹次女:想像できないよねー。そこがねー。
こしょ:生きててほしいけど、元気じゃないとねー。こっちはつらいけど、本人はどうなんだろうな?
妹次女:案外楽しいかもよ?かわいいお姉ちゃんややさしいお姉さんやイケメンやダンディーさんがいるんだからさー。
こしょ:それは言えてる~~~~!私たち見るときと目のたれ具合が違いすぎるよ!嫉妬!
妹次女:そうそう!いや、わたしたちもさ、目の保養できるんだからいいじゃん!
こしょ:それはそうか!
なんとも上っ面をすべって笑い転げる姉妹。
今日の看護師さんと療法士のお兄さんたちは、モデルばりのイケメンさんが多数!
父は、かわいい子たちが大好きなんだよねー、それもわたしたち好物ですけど、なんつって。
そうそう、昨日人の話を聞くのが好きなんて言ってたら、2人に声をかけられました。
一人目、食事のテーブルで父の前に座るおじいちゃま。
私たち姉妹の後ろに車いすでじっとしてて、『ん?』って思ったら移動しちゃったんだけど、私たちが帰ろうとしたらさっと寄ってきて、物凄く一生懸命に『 ま た 、き て ね ?!』と言われる。
脳の疾患で、言葉がうまく話せなくて頭の中ではいろいろ考えてるんだけど、言葉が出てこなくて言えない感じからの一生懸命感がすごく伝わってきて、『はい!またきますよ!』っていったら、喜んで右手をこれまた一生懸命挙げてバイバイと手を振って満面の笑み(とはいっても、引き攣ったりしていて知らないとちょっと怖い感じ)。うんうんと姉妹で頷いてこちらも二人で両手を振ったら、すっごく嬉しそうで、それを見ていたナースステーション(そこはナースステーションのすぐ隣)の看護師さんたちが、微笑んでた!
二人目、実家の玄関開けたらわんことお散歩中のご婦人に、『あら、お久しぶりね!お父さんはお元気なの?』
しばらくお見掛けしなかったなーと思っていたら、転倒し骨にひびがはいって手術入院していたということで。寒いよー、早くおうちに帰りたいよーなんて思ったけど、ちゃんと向き合って話を聞いてたら、なんと3度も同じ話を繰り返していらっしゃる。。。ケガや入院がきっかけでそういう(軽度の認知症)ことになっちゃうんだよ、気をつけないと~~~と自分の身に染みるおもいで、ご婦人の気が済むまでお話しをお聞きしました。話してるご婦人は寒さを感じてないかのような生き生きとした目の輝きでしたわ~~~。
こういう、歳を重ねたから感じるご町内のつながりとか知り合いって実は大切な宝物だと思うのです。
自分的にご町内では、歩いてるご老人や顔見知りには挨拶をかかさないというのが、コミュニティーの一員らしさかなーなんて思えたりして。
自分だって外を歩かなきゃ、人と話すこともないもんな。
声を出すということは、とても大事にしたいことです。
父をみて、妹次女をみて、入院先でのおじいちゃまを見て、ご町内のご婦人を見て、自分を思うのでした。