清明の候、「たかが電気」なんて言っちゃいけません <無智無学への戒め> | 「農業は 人生を賭ける 価値がある」

清明の候、「たかが電気」なんて言っちゃいけません <無智無学への戒め>

 

「農業は 人生を賭ける 価値がある」

 

清浄明潔にして

春いよいよ輝かし

 

ニセコの積雪も

4月1日にゼロ!を記録しました。

(アメダス蘭越地点)

 

まさに

清明にふさわしい

清々しく明るい春を

迎えております。

 

 

 

 

 

 

 

とは言っても

畑周辺はもう少し残っていますし

積み上げた除雪の山は

GW頃まで生き残ります。

 

侘び寂びでありますが

あれだけ厄介だった雪も

消える時には情が移ります。

 

2.5m高さの雪囲いが

周囲に追い越されんとした

2月下旬

 

その雪も今では

雲散霧消であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

降り積もり

消えていく

栄枯盛衰と言いますか

盛者必衰と言いますか

ただ春の夜の夢の如し

でありますね。

 

毎年の自然のサイクルを見ると

人間様も一粒の露

一滴の雫なのだろうと

年々感じております。

 

農家のジイさん方の

泰然とした雰囲気は

そうしたことの習得なのでしょうかね。

 

秀吉の辞世の句をも

連想させる雪解けの春です。

 

 

 

 

 

 

 

さて4月に入ってから

上空を白鳥たちが

続々と北へ向かいます。

 

北帰行の本格化です。

 

朝の温度管理作業

畑で過ごす小1時間ほどの間

何群にも分けて

白鳥たちが鳴き声を響かせて

航過していきます。

 

一年の中でも

とっても大好きな時季のひとつで

小柴ふあーむカレンダーでも

4月の画として

飾っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

東北からシベリアまでの

長大な距離を

天体と地磁気と地形を読み取り

方向を見失わずに

 

しかも翼端渦を利用し

省エネに徹した編隊と

先頭を交代しながら飛行する

野生の本能

 

素晴らしく深く壮観であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしながら

今年は

能天気な気持ちで眺められません。

 

毎年のことでありますが

特に今年は

鳥インフルが養鶏場を襲いまくり

業者に大打撃を与えてます。

 

今年に入り

北海道だけで200万羽近くが

殺処分されていて

それは道内生産量の

約2割に相当するとか。

 

卵の価格が!

 

とかそんなことより

生産者の負担が

同じ一次産業者として

慮られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

鶏、豚など

飼料へのお薬配合を

ああだこおだ喧しいお花畑が居ますけど

一発出れば数十万羽、数百等の殺処分

という世界ですからね。

 

自然の全てが綺麗で尊いだなんて

それこそ人間の造作であります。

 

上空を通過する渡り鳥から始まる

鳥インフル事故

複雑な気持ちで空を眺める春

でもあります。

 

 

 

 

 

 

 

自然だ、天然だ

と言葉に酔いしれるのも宜しいのですが

その行為自体が既に

自然じゃない、と言うことに

気付くべきとも思います。

 

オーガニック?

有機?

 

人間の決めた価値観ですよ

それ。

 

「有機」という定義

ご存知の方なら

この意味、お分かりになるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

科学とか 技術とか

否定する向きもございますが

言葉の印象で盲目になっては

いけません。

 

それらの根源は

自然現象を紐解いてる学問

でありますから。

 

世の中の理を

人の感覚にわかりやすく紐解き

利用できるようにする学問

 

それが科学であり

技術でありますから。

 

 

 

 

 

 

 

音楽だって

音響技術や 振動技術の

科学の上に成り立つもので

特段に

偉いわけでもありません。

 

農業だって同じこと。

有機とかも炭素分子の取り込み方で

定義されてるもので

吸収利用される過程では

無機化されてるわけですし。

 

無知は悪

無学は罪

であります。

 

 

 

 

 

 

 

「たかが電気」

 

そんなこと言っちゃいけません。

電気のために、エネルギーのために

十分に戦争となる

食料と並ぶ戦略物資です。

 

戦艦・大和の命日に

そんな無責任なお花畑を吹いちゃ

いけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

時まさに

北海道知事選挙の最中

 

どの候補も

泊発電所の早期再稼働を

掲げてはくれません。

 

日本一高い電気量を

日本一低い?経済力で

賄い続ける理不尽に

疑問を持ってくれる人はいません。

 

あのブラックアウトが教えてくれた

北海道の脆弱さを

反省も学習もしてないようで

 

そのお花畑地盤に

空恐ろしさを感じざるを得ません。

 

 

 

 

 

 

 

情緒的な感性も大事ですが

その前に

命あっての、生活あっての

物種であります。

 

文化、芸術は

生活にゆとりがあって成り立つ

創作活動

 

その大前提となる

エネルギー戦略を

蔑ろにする人しか立候補しない

お花畑・北海道

 

安定した生活と

明るく強い未来を得るために

現実から目を逸さぬよう

したいものです。

 

 

 

 

 

 

 

自然や野生の壮大さを眺めつつ

国道を走る抜ける選挙カーと見比べ

人間社会の盤石こそが

結果的に

地球環境の変化を最小限に抑えられる

欠くべからざる要件じゃないか?

 

と思う清明の畑でございます。

 

 

 

 

北海道 小柴ふあーむ

 

代表 和美
その夫 孝志

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイスブック 「小柴 孝志」

フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」

 

 

<北海道 小柴ふあーむ 公式ホームページ>

~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ 

「農業は 人生を賭ける 価値がある」

 Nisekoから世界へ! 季節を耕す物語