自然が教える季節の移ろい ＜立冬のご挨拶＞
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
立冬を迎え
季節は暦の上でも
一つ進みました。
とともに
冬将軍からの遅いご挨拶を
頂戴いたしました。
畑では
いま
後片付けの進行中です。
ぐずつく天気の合間を縫って
資材・機材を
少しでも状態良く仕舞えるよう
工夫を重ねております。
こんな時
太陽の力の有り難さを
改めて実感することになりますが。
何をするにしても
太陽さんの恵みが
有難い職業であります。
後片付けの時
太陽さんが出ていてくれれば
資材・機材が暖まり
乾いてしなやかになる。
水分が飛ぶと保管状態が
格段に良くなるんですね。
さて・・・
雪虫、って
ご存知ですか？
晩秋の小春日和に
突然、煙のように湧いて出てきて
空間を移動していきます。
雪虫の大群舞 とか
雪虫の大移動 とか
北海道の人は申しますが。
中高生で自転車通学していると
この雪虫の大群が
厄介を巻き起こすんですがね。
身体中のすべてに付着して
衣類は雪虫だらけとなります。
まあそれは
物理的、無機的現象として
ほろえば良いだけでありますが
人体的に困るのが
頭部の穴という穴
すべてに侵入し付着してくる
厄介がありまして。
目、鼻、口、耳・・・
すべての穴に入り込み
残留していきます。
自転車通学
つまり人力を動力源として
運動量を得るわけですから
熱量を得るために
人体は酸素を多量に欲するわけで。
つまり
口と鼻を大きく開けて
効率よく空気を導入し
肺の奥まで行き渡らせる。
その空気中に
雪虫が大量に混入しているという。
そこで何が起こるか？！
どうぞ、ご想像ください。
農業において 雪虫は
秋の仕事を加速させる
メッセンジャーかもしれません。
雪虫の大群舞を見ると
およそ１週間以内に
初雪を迎えます。
収穫が未だ残っている人
後片付けの真っ最中な人
雪が来ると
仕事が一気に停滞してしまいます。
メロン農家などは
ビニールハウスが雪に押し潰されたり
冗談じゃ済まない大損害を被るし。
雪虫が空間を埋め尽くすと
本能的に 焦り始めます。
立冬
一年の周回において
立春を起点とするなら
残り９０°のところまで
やってきました。
一年の３／４が過ぎたということ
ですね。
私の場合
感覚的には 冬至が
一年の区切りと感じてて
それはつまり
冬至以降は日が長くなり始めるわけで
一年の波を考える時
冬至を底と受け止めているんですがね。
それはさておき
もし冬至を境目とするならば
残り４５°まで迫ってきたわけです。
時計で言うなら
ただいまの時刻 １０時３０分
であります。
いま
畑の後片付け
頑張っております。
雪虫、初氷、初雪
今年一年を振り返りながら
寒さに体を順応させつつ
また、過ぎゆく秋を
現場ランチで味わいつつ
一年の仕上げを進めております。
気候が急変化する折
どちら様もどうぞお自愛を。
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「～勇気ある生き様～ 北海道 小柴ふあーむ」