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有る先輩が、ジャズピアノの通信講座をされているのを見て、見よう見まねで始めた、通信講座。

このときは、教材が3ヶ月分出来た時点で、雑誌広告を開始、12ヶ月分で添削指導付で10万円のコースに、所月で10人の方が参加。

いきなり通帳に100万円が振り込まれた時は、舞い上がって嬉しかったのですが、教材製作が間に合わず、完成までに2年を掛けてしまったのです。生徒さんからは矢の催促で、頑張ったのを懐かしく思い出します。

それらが後でまとめて本になりました。


Mくんの記事を転載します。
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昔話のつづきです。

「Jazz Sax 通信講座」なんて、うさんくさい・・・と思われる方もいらっしゃると思います。

しかし、しかし、この通信講座がすばらしかったのです!

高校生のときは、音楽の先生になりたいと思ったことがあって、しばらくピアノを習いましたが、持ち前のさぼりぐせと不器用さで、途中で挫折してしまいました。

そのときに、楽典の本や、カワイのキーボード・セオリー、キボード・トレーニングで音楽理論をかじったことはありましたが、きちんと勉強する機会はありませんでした。

そんな私に音楽理論への扉を開いてくれたのが、この通信講座でした。

毎月、菊地先生手書きのテキスト、詳しい説明付きの楽譜と共に送られてくるのが1枚のCDでした。

そして、そのCDの中身はというと・・・その月の課題曲(スタンダード)の練習曲、アドリブ実例、実際のインプロヴィゼイションはもちろんですが、先生がピアノを弾きながら解説してくれる音楽理論講座・・・これがすばらしかったのです。

当時片道50分かけて自動車通勤していた私は、行き帰りに繰り返しこのCDを聞くことで、一通りの音楽理論、そして、「プレイ・ザ・ジャズ・サックス」に出てきたナゾの言葉がほぼほぼ理解できるまでになりました。

(あくまで「理解」レベルです。実践までは、まだまだ遠い道のりです(涙))

そして、毎月、課題曲や練習曲を自分で録音して、それを先生に送り、助言をいただく・・・というシステムがありました。

これがよかった!! 納得行くまで何度も録音しなおすことが、かなりよい練習になりました。

教材になっている部分だけではなく、譜面になっていない先生の実際のアドリブもコピーして送るようになり、とにかくたくさん吹いた記憶があります。

ビッグバンドではもちろん譜面を吹くのですが、ときどきブルースのソロ回しをしたりする中で、やはりアドリブが達者な方が何人かおられて、すごいな~・・・と思っていましたが、ようやく、ジャズ・ミュージシャンの頭の中が少しずつ解明できてきた気分で、楽しかったのを覚えています。

しかし、しかし・・・ジャズがそんなに簡単なわけはなく、ここからが、またまた大変な道のりなのでした・・・。