戦争に巻き込まれ、利用されてしまう子供たちを扱った重いテーマの作品。1970年制作。邦題は『要塞』だけど、どこにも要塞はなし。巨大なダムが要塞のように見えたのか?

IMDBなどに掲載されている、マシンガンを撃つシーンは、映画の中では夜間の設定で「アメリカの夜」のため、あのようなはっきりした映像にはなっていません。

「アメリカの夜」とは、疑似夜景のことで、昔の映画ではよく使われていましたね。不自然に空が明るい夜。

シルヴァ・コシナの役は、ダムの爆破工作のためにパラシュートで降下し怪我をした米兵(ロック・バドソン)の治療のために子供たちに拉致される女医。戦争映画のため、見せ場は無しと思いきや、手術の後の着替えを子供たちに覗かれるは、米兵の治療を拒否して子供たちに集団で襲われそうになるは、挙句の果てに子供たちを使ってダムを爆破しようとするロック・ハドソン扮する米兵を阻止しようとして犯されてしまうはで見せ場満載となるはずが、どれも消化不良な感じ。

ロック・バドソンはエイズで亡くなってます。タフガイを演じてたのにエイズだって・・・

もともと、この女医の役には、ソフィア・ローレンが予定されていたそうです。でも、この時代のソフィア・ローレンは、怪物化が進んでいて、襲われるより襲いそうな感じ。怖くて近寄れません。で、シルヴァ・コシナにチェンジ。

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暗く、重い作品のため、シルヴァ・コシナも暗く、厳しい表情ばかり。ある意味、別の魅力を見せていますが、僕は底抜けに明るいエロコメの方が好きだなあ。