夜回り先生 水谷修さんのTV放映を見て。 | 佐渡の洋食屋店長のブログ

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先日「夜回り先生」水谷先生のTV放映を見ました。

涙が出ました。

知らないという方はこれをご覧ください。→水谷先生講演動画

こどもたちへ 夜回り先生からのメッセージ/水谷 修
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世の中の子供たちの悲痛の心の叫びを目の当たりにしました。
大人のすべきこと、してはいけないことを改めて思い知りました。
そのお話の中で一番心にジ~ンときたお話をご紹介します。

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ある日水谷先生のところに小学4年生の男の子がメールしてきた。
その子は「先生、僕今日死ぬんだ」と書いている。急いで電話をしたら

子供 「夜回り先生って本当にいるんだ。これで僕死ねる。」

先生 「なにがあったの?話してごらん」

子供 「いいよ!僕、東北の田舎に住んでるんだ。僕の母ちゃん美容室やってるんだぜ。でも田舎だから客が全然こない。うち貧乏なんだ。父ちゃん働かない。競馬 と パチンコばかりやってる。母ちゃんもパチンコに夢中。ご飯だってあんまり食べさせてもらえない。僕ガリガリだよ。洗濯もお風呂も入れてもらえない。僕くさ いんだ。それに僕のおしり『かちかち山』なんだ。」

先生 「かちかち山ってなんだ?」

子供 「僕のお父さんとお母さんねパチンコや競馬で負けていらいらすると家に帰っ てきて『かちかち山』っていうんだ。それ言われると僕ズボンとパンツをおろさないといけないんだ。」

先生 「なにやられる?」

子供 「おしりにたばこの火を押しつけられる。僕のおしりぼっこぼこなんだ。」

子供 「僕、幼稚園の時からいじめられてた。しょうがないんだ僕くさいから。だれも友達になってくれなかった。小学校1年の時リストカットていうのを覚えたん だ。夜寝るときカッターで手首を切るとすーっと楽になって、それで寝れる。でもね小学校3年になってそれでもいらいらして寝れなくなった。それでね ヒモをもってお布団にいくんだ。先生僕の布団どこかわかる。」

先生 「どこだい?」

子供 「押入なんだ。ここしかもらえないんだ。お布団に入って首にヒモをかけて ぎゅーっと引っ張るんだ。顔が青くなるまで。死ぬちょっと前まで引っ張る。『あぁいつでも死ねれるんだ』と思ったら寝れるようになった。」

子供 「でも今日僕死ぬんだ」

先生 「何があった?」

子供 「今日はひどいいじめにあった。みんなに靴を便器に入れられて、足まで入れられたんだ。先生が通りかかったから『先生、助けて!』ていったら先生なんて 言ったと思う?先生『いじめられるのはおまえの方も悪いんだぞ!週に2回でいいから風呂に入れてもらえ、洗濯してもらえ!』でもうち洗濯してもらえない。 風呂にも入れてもらえない。だから俺死ぬしかないんだ」

先生 「そうかぁつらかったなぁ。ところでおまえの周りにだれか信用できる大人いるか?」

子供 「うん!いるよ。ばぁちゃん校長先生。朝いつも門のところでみんなの頭 をなでてくれるんだ。くさいのに俺もなでてくれるんだぜ。俺をなでたあとはみんな逃げちゃうけどね。学校帰りに会ったときなんか俺をぎゅーっと抱きしめて くれるんだぜ。俺くさいのに。『今日勉強したのか』って聞いてくれる。すげぇやさしいんだ。ばぁちゃん先生なら信用できるよ」

先生 「じゃぁその先生に賭けてみようかな。せっかく電話したんだから今日は切るな!死ぬな!そして明日、カミソリとヒモを持って校長室へ行け。校長先生に今 までの思いを全部お話ししろ!その上で校長室から先生に電話してこい。もし、それでも死にたいなら先生もう何も言えない。」


次の日ずっと電話を待っていたら暗くなってやっとかかってきた。


子供 「もしもし水谷先生?」

先生 「どうした?」

子供 「痛い!」

先生 「おい、切ったのか!」

と電話口で怒鳴ったら

子供 「違う違 う!校長先生がぎゅーっと抱きしめて痛いんだ。おでことお鼻にポタポタポタポタ校長先生の涙。あったかいよー!」

嬉しそうだった。

先生 「良かったなぁ。じゃあ 校長先生に代わって!」

校長 「水谷先生、私はこの子がこんなに苦しんでいるのを知らなかった。校長として失格です。この子は私がなんとしても助けます。どうし たらいいか教えてください」

先生 「この子は虐待を受けているので絶対に家に帰さないでください。児童相談所に行ってしかるべきところで預かってもらってくだ さい。両親は警察に言って逮捕させます。そしてあなたの学校ではもうこの子を教えることは無理です。この子の預かってもらう施設の近くの学校にきちっとこ の子を守る体制を作ったうえで転校させてください。」

でもこの校長先生は児童相談所にこの子を預けませんでした。
児童相談所が止めるのも聞かず、学校は自ら退職届を書いて辞めて、この子を自分の家で預かった のです。
今年の2月に 家庭裁判所から正式に養子縁組の許可が下り正式にこの子はばあちゃん校長先生の子になりました。
今6年生。ばあちゃん校長先生と幸せに暮らしています。

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実は私もリストカットをしようとしたことがあります。
ただ、私の場合は切るのが怖くて途中までしか切れませんでした。
リストカットするということは、「死」の覚悟がいつでも出来た。
いつでも自害できるんだということで世の中と決別する瀬戸際まできたということだと思います。

水谷先生は、
「切れ!切ってもいいんだよ。」
「それは心の叫びなんだから。」
「ただし、大人の前で切れ。」
と言ってます。

こんなこと言う大人がいるでしょうか?
きっと私も「そんなことして何になる?やめろ!」
と言うでしょう。

今、いじめの問題がようやく世間で取沙汰されるようになりました。
昔からいじめなんてものは大なり小なりあったのです。
何故今になってクローズアップされるのでしょう。

それは「死」を覚悟した子供が多いからでしょう。
その原因を作っているのは大人たちなんだと水谷先生は言います。


子供は大人に叱られ、当たられ行き場のなくなったストレスは、
自分より弱い子供に向けられます。いわゆる非行に走るといった行為にあらわれます。

しかし、心のやさしい子はその行き場の無いストレスを自分へと向けます。
どんどん溜まるストレスはやがて引籠もり、リストカット、OD(オーバードーズ)など
様々な自分をいじめる行為にあらわれます。

学校では「おまえなんか来なくていい」と言われ、家では「おまえなんか生まなきゃよかった」と言われる。
昼の世界で大人たちから正当に評価されず、攻撃さ れる。
そうすると、元気のある子は夜の街に出ます。
しかし、そうでない子は、自分を責めます。
「私みたいな人間が生きていていいの? 死んだほうがいい」っ て。


悲しい時代です。
水谷先生のような先生はいません。
そういう考えをもった大人もいません。
私もそうでした。

このTV番組を見れて本当に良かったです。
考えが変わりました。


感じ方、思いは人それぞれだと思いますが、このブログを通して水谷先生の考えが少しでも伝われば幸いです。
(本日水谷先生のDVDを注文しました。)

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長くなりましたが、最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。











P.S. この先生のお顔・・・どこかで似たような方を見かけたような・・・

鍼?

灸?




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