ハロー | 古流望の創作風景

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傲慢、なんでしょうね。

 

『安倍昭恵夫人は「ハローも言えない」 トランプ大統領の発言に波紋

http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/20/trump-akie-english_n_17547820.html

アメリカのトランプ大統領が7月19日のニューヨークタイムズのインタビューで、安倍晋三首相夫人の昭恵氏が「ハローも言えない」と発言し、波紋を呼んでいる。アメリカメディアからは「嘘ではないか」とこの発言を疑問視し、理由を分析する報道が相次いでいる。
トランプ氏と昭恵夫人が面会したのは、ドイツで開催されたG20首脳会議に伴って開催された7月7日の夕食会。2人は隣同士に座っていた。トランプ氏はロシアのプーチン大統領と1時間近く話したと報じられている。(後略)』

 

小説を書いていると、どうあっても”言葉”と向き合う必要があります。

自分が使う商売道具を良く知らずして、良い仕事が出来るはずも無し。

 

それで思うわけですが、言語には優劣はありません。

文化的、伝統的な背景を持ち、自分の属するコミュニティで過不足ない意思疎通が出来るのなら、その言葉は優れた言語でしょう。

 

例えば、日本は色や天気に関する言葉が豊富です。

これは、日本人が伝統的に天気や色に興味を持っていたからで、日本人なら霧雨(きりさめ)と五月雨(さみだれ)と梅雨(ばいう)の違いが分かる。おぼろげにでも。

 

英語で松尾芭蕉の句を17文字だけで訳せと言っても無理でしょう。

英語が劣っているという訳ではないですが、向き不向きがあると言う話。

 

モンゴル語には、馬や草についての言葉が豊富です。

雄の仔馬も、生まれたばかりの時と乗れるようになった時とで言葉が違う。

 

英語なんてのは元々イングランドの方言ですから(だからイングリッシュなんです)、喋れない人間の方が多くて当たり前だと思うわけです。

ぶっちゃけ、アメリカやイギリスが落ちぶれたら、誰も学ぼうとしなくなるでしょうね。スペイン語やオランダ語が国際共通語だった時代もあるわけですし。

ラテン語が共通語というなら、まだ分かるんですけど。

 

”英語が喋れて当然”と思う気持ちは、かなり傲慢だろうと思います。

 

トランプ氏が「まいど!」と挨拶するぐらいのことをするなら、まだ分かるんですけどね。

”イングランド地方の方言”で挨拶できないってのは、その程度のことです。

 

 

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