ザビエルさまにお会いしてきました
みなさま、GW、いかがお過ごしでしたか?
わたしは、その昔、当ブログに掲載
させてもらったこの絵の本物を見てきました。
神戸市立博物館で開催されている「南蛮美術光と影 泰西王侯騎馬図屏風の謎」
という展覧会行ってきたのです。
なぜか昔から、カステラの包み紙に見られるような南蛮趣味に興味がありました。
なんかあのいかがわしい?w感じと、キリシタン弾圧などの悲しみがごちゃまぜになって萌えるのです。
この展覧会、6月3日までなので、混雑しそうなGWを避けよう思っていたのですが、4月30日に「合唱と古楽器の響き『ザヴィエルの足跡をたどって』」というミュージアムコンサートがあると知り急遽行ってまいりました。
古楽器にも萌えるんです。これもなぜか昔から。
シェークスピアの映画など見ると、タイツをはいたマッシュルームカットの男の人ががリュートなどを窓辺で奏でていたりして、あの濁ったような寂しい感じの音が好きだったんです。
はい、リュートはあのイチジク浣腸、、、おっと失礼、琵琶のような形をしたあれです。(笑)
しかも、、
随分前、NHK「こころの時代」で皆川達夫さんのお話にとても感銘をうけて、
16世紀ごろの聖歌にもとても興味があったものですから・・・。
皆川先生と聖歌のかかわりについてはこちらを♪
http://www.yk.rim.or.jp/~guessac/orasho.html
皆川先生についてはこちらを♪
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%86%E5%B7%9D%E9%81%94%E5%A4%AB
(あだ名がアブちゃんて・・・「女王蜂」w 謡曲などにも精通してらっしゃるところがまた素敵♪)
なので、この日に行くっきゃないっしょ。
が、あまり混雑していなくてコンサートの入場整理券も余裕でGET♪
コンサートもよかったし、展覧会の規模もちょうどよい感じで満足して帰りました。
と、ここまで書いたところで入浴。
お風呂の中で、、、なぜ、こういうのに萌えるのか考えていて
いかがわしさ+悲しみ=エロい
ということに気がつきました。(-"-)
それにしても、
弾圧があって、そのほとんどが破却された聖画やその他のキリシタン関連のもの。それが400年近くの時を経て、残ったのは奇跡。
このマリア像など、土蔵の壁の中に竹筒に納めた状態で塗りこめられていたという伝承があるそうです。
踏絵なども展示されていて、実際にこの上に足を置いた人、置くことができず囚われた人がいたのかと思うと胸がざわつきます。
そんな悲しみに満ちたものばかりではなく、単なるファッションとしての南蛮趣味の展示品もあり、もちろんこちらにも興味あります。今回の展覧会も、いちばんの目的は「泰西王侯騎馬図屏風」を見ることでしたし。。。
この感覚をどう表現したらいいのか分からないのですが、なんかヘンテコリな感じが好きなのかなぁ?
西洋絵画でも、ルネサンス初期までのヘンテコリンでバランスの悪いものが好きです。
ダ・ビンチとかレンブラントとかは、「上手いなぁ」とは思うけど萌えん。。。(笑)
同時代でも、多くの人が関心がある信長、秀吉や天下盗りには全く興味なし。
ほんと、「琴線」というのは人によって大きく、また小さくてもこれまた微妙に違うのものだとつくづく思います。
ご興味のある方はぜひ♪
追伸
皆川先生のすごさについてはこちらをご覧になるとよろしいかと。(勝手に紹介<(_ _)>)
http://homepage.mac.com/jakiswede/iblog/C1231785406/E20080426023153/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko/e/c71520ed94a2ee7753a4d024c3d9f151
そうそう、情感、情感。これに萌えるのよ。
追伸2
大分県の銘菓「さびえる」も好きです♪
追伸3
我が家は真言宗。神棚も普通にあります。