4年生のころから何度も習っているから、テストに出題されると多くの人が正解する。
でも実際には差がつかないので、あまり出題されない。
こんな社会科の用語ってけっこうありますよね。例えばシラス台地とか輪中とか。
そんな言葉の一つが野辺山原の高原野菜。みなさん、覚えてますよね。
でも中部地方の地図を出されて「野辺山原ってどこにあるの? 指をさしてみて」と言われると間違えてしまう人も多いのではないかな。
せっかくですから、この機会にもう一度地図帳をチェックしてくださいね。
野辺山で有名なのはレタス・キャベツの高原野菜。
でももうひとつ、JR小海線が通っているということもひと昔前の予習シリーズには記載がありました。
つまり「もっとも標高の高いところにある駅」ってことです。
これがJR野辺山駅の駅表示です。
この駅から2kmほどいくと、JRの線路が通過している最高地点の踏切があります。標高1375m。
個のすぐ近くには「鉄道神社」という本当に小さな神社があります。
1375m、だから「人、みなごうかく」ということで受験生も訪れるようですよ。
ここから見えるのは八ヶ岳、これも覚えておきたい山の一つですね。
さて長野県、山の中ときているのになぜJR「小海」線なのでしょう?
八ヶ岳が噴火していたころ、その火山灰などによってこの周辺には多くの湖ができたそうです。
むかしは湖のことをも「ウミ」といっていたらしいのですね。
「う」は「大きい」の「お」がなまった形、「み」は水のこと、という説もあります。
その言葉だけが残り、現在でもこの周辺には「小海」「海の口」「海尻」などの地名が残っているのだそうです。
実際に現地で食べた高原野菜、「野菜の味」がしました。
ぜひ一度、どうぞ。