実はネトウヨの行動パターンに関して思う事があり記事にしようと模索してましたが、予定を変更します。
先ずはこの記事。。。
ヘイトスピーチ反対の市民団体元代表を逮捕、生活保護の不正受給容疑 大阪府警/msn産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140415/waf14041519230031-n1.htm
生活保護を不正受給したとして、大阪府警は15日、詐欺容疑で、ヘイトスピーチ(憎悪表現)や排外デモに反対する市民団体「友だち守る団」(昨年5月に解散)の元代表で韓国籍の林啓一容疑者(52)＝大阪市西成区橘＝を逮捕した。
府警警備部によると、林容疑者はツイッターやブログで「凛七星(りんしちせい)」を名乗り、昨年2月に守る団を結成。「在日特権を許さない市民の会(在特会)」など右派系市民グループへの反対運動をネットで呼びかけ、対立デモを行っていた。
逮捕容疑は平成23年6月～24年2月、収入がないと同市に嘘の申告をし、生活保護費約112万円を不正に受け取ったとしている。
実際には知人女性5人に「生活が苦しいので助けてほしい」と依頼、約70万円を口座に振り込ませていた。林容疑者は「納得できない。金は預かっていただけ」と容疑を否認している。
関西カウンターの主要メンバーの一人、凛七星『パッチギ人民戦線派』こと林啓一氏が詐欺容疑で逮捕されました(以後、「凛さん」と表記させていただきます)
報道された内容だけでは詳細はわかりませんが、事実ならば批判されなければなりませんし、本人も贖罪しなければならないでしょう。
昨今、生活保護の不正受給が問題になっており、レイシストはその問題と絡めて「在日は優先的に生活保護を受給できる」「在日は生活保護を不正受給している」(矛盾している主張だが)などのデマを撒き散らし、在日を攻撃しています。
この状況下でカウンターの主要人物であり、韓国籍である凛さんがこのような容疑で逮捕されたのは非常に残念です。
残念と思う理由は「敵」に「武器」を与えてしまったことに対して。
報道された瞬間からTwitterは炎上状態でネトウヨが大はしゃぎし、安田浩一氏や関西カウンター勢に対して糞のようなツイートを今この瞬間も投げつけられています。
この件が事実であろうが冤罪であろうが、在特会をはじめとしたレイシストはこの件を永遠に在日に対する差別の「武器」として使うでしょうし、カウンターに対する反撃の「武器」として使うでしょう。
敵に「武器」を与えてしまったことに関しては非常に残念極まりありません。
残念と思うのと同時にやるせない気持ちもあります。
この件で動いたのが大阪府警警備部＝公安で、容疑が過去に遡ったH23～H24の件。
ってことは公安がカウンター勢の主要メンバーを調査したってことでしょ。
多分、凛さんのみならず、他の主要メンバーに対しても調査している可能性は０ではないでしょう。
じゃぁ、何故、公安はカウンターの主要メンバーを調査し、何故、今逮捕したのか？
単純な話、今週末(4/19)に行われるヘイト害宣に対するカウンター勢への牽制でしょう。
そうとしか考えられません。
何で？何でカウンターを牽制する必要があるの？
混乱を起こすから？
だったらレイシストのヘイト害宣をやめさせればいいんじゃないの？と思います。
確かに今週末に行われるデモのテーマは「『返さなければ戦争だ！』拉致被害者全員奪還国民運動in鶴橋」と一見拉致被害者救出の為の「正当な行動」に見えるかもしれません。
正当な行動＝憲法で保障されるべき言論の自由であるなら警察は全力で守らなければなりません。
が、連中のやろうとしている害宣にはおかしなところが山ほどあります。
先ず、何で場所が「鶴橋駅前高架下歩道上」なんでしょうか？
鶴橋駅から目と鼻の先には朝鮮総聯大阪府本部があるのに。。。
ぶっちゃけ朝鮮総聯の前で「拉致被害者を返せーっ！」って叫んでも拉致被害者は帰ってきませんが、連中は「拉致事件に朝鮮総連が関わっている」って根拠のないデマを信じ込んでいるのだから朝鮮総聯前でやりゃあいい。
なのに鶴橋駅前でやるって事は別に拉致事件や被害者のことなんて関係ないんでしょ？
拉致問題を利用して在日コリアンに嫌がらせしたいんでしょ？
と言わざるを得えません。
次に今までの連中の行動、言動を見ればヘイトかますに決まってんじゃん！って話です。
連中は今までも「拉致被害者云々」「従軍慰安婦云々」「竹島問題云々」「マスコミ云々」「韓流云々」等々、様々なテーマでデモや害宣を行ってきましたが、叫んでる内容は結局「朝鮮人は出て行け」「朝鮮人を殺せ」「朝鮮女をレイプしろ」。。。挙句の果てには「鶴橋大虐殺」。。。
連中は言うでしょう。
「今回はそんなこと言いません。正当な政治活動です」と。。。
こんなもん信じられますか？
笑わせんな！信じられるわけがないだろ！っちゅー話ですよ。
そもそも京都朝鮮学校襲撃事件裁判でも朝鮮学校前で叫ばれたヘイトスピーチを「正当な政治的主張」などとヌカす連中ですから連中の政治活動なんて言ったってヘイトかまさないわけがない。
連中がヘイトかますんだからヘイトられる方は抗議するに決まってますし、抗議する権利も自由もあります。
連中のヘイトを見て「許さない！」と感じた人達は声を挙げるでしょう。当たり前のことです。
そして声を挙げる権利も自由もあります。
そして、その人達の抗議の声も憲法が保障するべき言論の自由であり表現の自由のはずです。
警察＝公安は差別する側の表現の自由、言論の自由は守りますが、それに抗議する側の表現の自由、言論の自由は守ろうとしません。
その差は許可を得ているかいないかの差でしかありません。
思いっきりお役所仕事です。
じゃぁ、カウンター側も許可を得ればいいじゃんって馬鹿な人は思うかも知れません(実際にそういう馬鹿を何人も目にしてます)が、抗議の為の許可なんて普通はありえません。←ここんとこは馬鹿な人たちには理解できないでしょうけど。。。
何はともあれ警察＝公安は許可を申請されれば余程のことがない限り許可するでしょうし、許可が下りれば守るんです。
これが現実です。
グズグズ言っても仕方ないんです。
って言って諦めますか？
諦めないでしょ？
これからも在特会をはじめとしたネトウヨ、レイシストの馬鹿騒ぎは続きます。
みんなで力を合わせましょう。
みんなで知恵を絞りましょう。
対警察、対役所、対政治家・・・みんなで知恵を絞り、みんなで力を合わせ、一人一人が出来ることをやって行きましょう。
俺も微力ながら出来ることをやって行きたいと思います。
何があっても差別に対してNO！を突きつけてやりましょう！
最後に凛さんの今回の件について。。。
詳細がわからないので、今あーだこーだ言いたくありませんが、もし事実だとしたら深く反省していただきたい。
そして罪を償ってください。
そして、またいつか運動に復帰してください。
凛さんの代わりはいないのだから。。。