評価制度の具体案(その7) | これだけでも株で稼げる!

評価制度の具体案(その7)

  
前回までで評価制度の仕組みを
一通り説明しました。


大きな特徴は、4つの評価基準をもとに、
全社員がそれぞれ全社員を評価する、
その評価をもとにボーナスを分配する、
という事です。


ボーナスの支払総額は決まっているので、
その範囲内でやりくりする必要があります。


どれだけ高い評価を得られても、
会社の利益が出ていなければ、
ボーナスも少なくなるのです。





また、上司や人事部など、
特定の人間だけが評価するのではなく、
全社員が評価を行うことになるので、
特定の人間だけに媚びを売ることに
意味がありません。


上司部下、先輩後輩関係なく、
より多くの社員に好かれていることや
喜ばれることが重要になるのです。


部長やリーダーなどの肩書は、
あくまでも職務上の立場に過ぎず、
管理職というだけで
割増賃金がもらえる訳ではありません。


部下や同僚に支持されない管理職は、
高い評価を受けている新人社員よりも
ボーナス額が少なくなります。





このような評価制度ならば、
ボーナスを増やすためには、
2つの方法しかありません。


会社の利益(ボーナス総額)を増やす、

より多くの社員に喜ばれる存在になる、

この2つです。






そもそも、ボーナス原資が少なければ、
どれだけ高い評価が得られたとしても
ボーナスの額は少なくなるのですから、
最優先事項は会社の利益になるでしょう。


そして、全社員が一つも目的のもと、
毎日の仕事に取り組むことになるでしょう。


毎日の仕事の一つ一つが、
「会社の利益につながっているのか?」
という視点で考えるようになるはずです。


何のためにやっているのか
よくわからない業務とか
無意味な残業とかは、
自然となくなるでしょう。


社内で怒鳴り散らしたり、
ネガティブな発言を連発する人も、
いなくなるはずです。


周りの人間に嫌われるような行為は、
自分の評価を落とすことに直結し、
ボーナスも少なくなるのですから。





怒る人がいないからといって、
仕事に手を抜く人とかサボる人も
ほとんどいないでしょう。


何しろ、会社の利益が出なければ、
結局、ボーナスが出なくなりますし、
周りからダメ社員と思われれば、
やはり低い評価を受けますから。


特に管理職の人間にとっては
部下がサボっているとか
自分の部署の結果が出ていなければ、
自分自身の評価にもつながりますから、
部下が気持ちよく仕事できるように、
さまざまな工夫をすることになります。


怒鳴ったり、長時間残業を
命令することはできませんから、
まさに管理職の資質が問われますね。





管理職の役割も明確になります。


仕事に打ち込める環境づくりと、
部署として結果を出すことです。


これらの結果が出せていれば、
高い評価が得られるでしょうし、
それができないようであれば
管理職には向いていないと
言えるでしょう。


この評価制度では、
管理職だから報酬が増える、
という訳でもないのですから、
自分の力が発揮しやすい立場で
仕事に取り組めば良いのですから。


リーダーシップが発揮できる人間ならば、
若手社員が管理職になっても良く、
その部下に経験豊富なベテラン社員
がいても良いのです。


年功序列制度の場合、
誰もが横並びに課長や係長などの
肩書を持つことになり、
部下が一人もいないのに管理職、
という訳のわからないケースもあります。(笑)


同じ部署内に肩書だけの
管理職が何人もいたりとか。(笑)





そんな馬鹿げた制度よりも、
1つの部署にリーダーは1人のほうが、
責任の所在が明確ですし、
シンプルで分かりやすいです。


管理職は、立候補制です。


管理職になりたい人が立候補し、
その部署の人間、もしくは上司から
承認が得られれば、
年齢や入社時期に関係なく、
管理職になることができます。


あるいは、新規事業を立ち上げ、
自らがリーダーとして、
新しい部署をつくるケースもあるでしょう。




その場合は、必要な人材を
他の部署から集めてくる必要があるので、
相当な交渉力や人望が不可欠です。


ただ、その新規事業が
会社の利益につながることを、
きちんと示すことができれば、
多くの社員は協力してくれるでしょう。


なにしろ、全社員の最優先事項は、
「会社の利益を増やすこと」
なのですから。






このような評価制度にするだけで、
社員の意識も大きく変わるでしょうし、
デメリット面はほとんど見つかりません。


私としては最強の仕組みだと思うのですが、
何か問題がありますか?


もし、「ここが問題だ」
と指摘があるようでしたら、
ぜひとも、コメント欄にでも
書き込んでさい。


世の中のすべての会社が、
このような評価制度になれば、
より多くの人が幸せとなり、
素晴らしい世の中になると思うのですが。




P.S

評価の仕組みを変えるだけで、
会社は大きく変わります。

社員の働きがいも向上し、
会社の利益も増えるので、
経営者も社員も関係者も、
すべてがWin-Winですよね。

このメルマガを読まれている経営者の方は、
ぜひとも、この仕組を取り入れてみて下さい。




(※注:この記事は、過去のメルマガに掲載していた内容です)

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