いきなり正社員ではなく | これだけでも株で稼げる!

いきなり正社員ではなく

先日のメルマガでコネ採用の話をしておりましたが、
正直言って、そのやり方がベストだとは考えておりません。


あくまでも既存の新卒採用のスタイルと比較すれば、
こちらの方がマシなのでは?というレベルです。




そもそも、いきなり新卒を正社員として採用する
という事が問題だと思うからです。



今の日本の法律では、
一度正社員として雇ってしまえば、
よほどのことが無い限りクビにすることが出来ません。


そのため、実際に仕事で活躍できるかどうか
分からない人間をいきなり正社員として雇うというのは
会社にとって大きなリスクなのです。



どれだけ優秀な人間だろうが、
どれだけ面接で好印象だろうが、
その会社で活躍できるかどうかは、
実際に仕事をやってみなければ分かりません。


エントリーシートや適性検査、
数回の面接だけで見抜くことなど不可能です。




ですから正社員として採用する前に
実際に仕事をさせてみてはどうでしょうか。




最初の1年~3年くらいは試用期間として
アルバイトと同様の雇用条件で働いてもらうのです。



その人が仕事にどれだけ真剣に取り組むのか、
仕事に対する適正はあるのか、
社内の人間と良好な関係を築けるのか、
などは、実際に1年以上も働きぶりを見ていれば、
だいたい分かってくるはずです。



たった数回程度の面接とは違って
そう簡単にゴマカシはききませんから。


むしろ、1年以上もゴマカシ続けられたのなら、
それは逆にスゴイ逸材かもしれませんね。(笑)



この試用期間中は、どちらか一方の意思で
いつでも雇用契約を解除できるようにすることが
大きなポイントです。




会社にとっては、使えるかどうか分からない人間でも、
とりあえず試用期間として雇ってみることができますし、
応募する側の人間にとっても、実際に仕事をやってみた上で、
自分には合わないと思えば、いつでも辞めることができます。



面接の対策とか、エントリーシートの書き方など、
本来の業務とはまったく関係ない事に
余計な労力をつかう必要はないのです。





そして、このような採用スタイルの会社が増えてくれば、
どのような仕事に向いているのか分からない若者などは、
とりあえずいろいろな会社で仕事をしながら、
自分にあった仕事や職場を見つけやすくなるでしょう。



また、会社側にとっても、
活躍できるかどうか分からない人間でも、
とりあえず簡単な業務をやらせてみて、
その働きぶりや人間性などを見てから
正式に雇用するかどうか判断できますので、
幅広い人材を受け入れることができるようになり、
大きなメリットがあります。



本気で失業率を改善しようと思うのなら、
解雇規制を強化しするのではなく、
むしろ、逆に、解雇規制を完全に撤廃したほうが、
積極的に多くの人材を採用できるようになるので
失業率の改善につながることでしょう。







P.S

私自身、かつて何度も転職した経験があるからこそ、
いろいろな職場で実際に仕事をしてみることは
非常に大切だと実感しています。

一つの会社、一つの職場しか知らないようでは
かなり狭い視野や偏った考えになりがちですから。







(※注:この記事は、過去のメルマガに掲載していた内容です)

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