カップヌードルのエビの件で日清食品がきっこに抗議のメール | (旧)日本が好きなだけなんだよ

カップヌードルのエビの件で日清食品がきっこに抗議のメール

自爆寸前のきっこの日記 という記事の中で取り上げた、きっこが日清食品のカップヌードルの中のエビを虫だと書いている件で、日清食品から抗議のメールがきっこに送られたようだ。当然ながら、きっこの書いてあることは根も葉もないデマなので、きっこには謝罪する以外、手がないのだが、その謝罪が見苦しいことこの上ない。謝罪メールを受け取った日清食品の担当者は、本当に納得したのだろうか?


(以下、きっこの日記より引用)

2007/03/05 (月) お詫びと訂正

2003年1月3日の日記、「キャタピラとお振袖」の中に、カップヌードルの中に入っているエビが、カナブンの幼虫を乾燥させたものだと言う記述がありました。

これは、事実無根の内容であり、ご迷惑をお掛けした日清食品の関係者の皆様には、心よりお詫び申し上げます。

本日付で該当箇所を削除するとともに、ここに、訂正及び謝罪をさせていただきます。

申し訳ありませんでした。

また、今後は、このような行為を行なわないことをお約束いたします。

きっこ

2007/03/04 (日) インターネットのスネオたち 1

4年も前のことなので、書いたあたしも忘れてたんだけど、今日、こんなメールが来た。

お名前:日清食品株式会社 ●●部長 ●●●●
E-mail:xxxxx@xxxxx.nissinfoods.co.jp
コメント:前略 貴殿のブログ「きっこの日記」の過去の日記の中に、当社商品であるカップヌードルに入っている具材のエビが、カナブンの幼虫を乾燥させたものである旨の記述があります(2003年1月3日付「キャタピラとお振袖」冒頭部分)。貴殿がこのような記述をされたことの真意は計りかねますが、当社のお客様より、この記述が真実か否かの問い合わせが多数寄せられており、現に「気持ちが悪い」というだけでなく、この記述を見て恐くてカップヌードルを買えなくなったという影響まで出てきております。このような虚偽の記述をこのまま放置しておくと風評被害やブランド価値の毀損による多大な損害の発生も危惧されるところです。そこで当社としては、当該記述を削除及び当該記述が事実でない旨の記載を求めますので、速やかに対処いただきたくご通知いたします。また今後、このような当社の信用を毀損する行為を行わないよう、重ねて申し入れます。草々

‥‥それで、あたしは、該当する過去ログを見てみたんだけど、そこには、こう書いてあった。

「カップヌードルに入ってる小さいエビは、実は、茨城県の国道6号線沿いにある日清の茨城工場の地下室で養殖している、カナブンの幼虫を乾燥させて、ヒザラムシと言う別の昆虫から採取したオレンジ色の体液で、エビっぽく着色しているものだと言う事実。」

もちろん、これは、マトモな知能の人間なら、100%ギャグだって分かる内容で、こんなもんを信じる人間なんているワケがないだろう。そして、過去のアクセス数を見てみたら、この当時は日記を書き始めたばかりなので、この日のアクセス数は、たったの8人だった。もちろん、あとから「きっこの日記」を知って、過去ログを読んだ人もいると思うけど、それなら、あたしがカップヌードルを大好きで、いつも食べてることも過去ログには何度も書いてるから、この部分だけを鵜呑みにする人がいるなんて考えらんないし、何よりも、あたしのとこには1通もメールが来てない。あたしが書いたことなんだから、普通は、あたしに、「本当なんですか?」ってメールが来るハズだ。だけど、この日記を書いてから、今日までの4年間に、質問のメールは1通も来てない。

2007/03/04 (日) インターネットのスネオたち 2

ようするに、「きっこの日記」の愛読者なら、この記述が、あたしが良く使う「都市伝説を皮肉ったギャグ」だってことは一目瞭然だし、何よりも不自然なのは、こんな4年も前の誰も読んでないような記述に関して、突然、たくさんの人から日清食品に質問が行ったってことだ。それで、お友達のネット徘徊ジャンキーに調べてもらったら、アンノジョー、頭のおかしい人たちが集まってる匿名掲示板で、わざわざ日清食品の窓口の連絡先まで貼りつけて、あたしの過去ログに対して質問やクレームを連絡をして、日清食品にきっこを訴えさせようっていう幼稚園児レベルの嫌がらせが炸裂してたそうだ。で、あたしは、日清食品からのメールに対して、次のメールを返信した。

●●さま、はじめまして。
「きっこの日記」のきっこです。

私の該当記事により、ご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします。
申し訳ありませんでした。
早速、該当箇所を削除し、また、明日までに該当記事が事実ではないという記事を掲載することをお約束いたします。

ただ、今回そちらへ届いた多くの質問などは、一般の消費者からの問い合わせではありません。
一般の消費者を装った悪質な人たちが、私に対する嫌がらせとして、集団で行なったものなのです。
インターネット上の匿名掲示板で、私のことを誹謗中傷している頭のおかしい人たちが、私に対して嫌がらせをするために、膨大な私の日記の過去ログの中から、「どこかにクレームをつけて、きっこに嫌がらせをしよう」として、日清食品さまの質問窓口の連絡先と、そこに書き込むための私の日記のURLを貼り付けて、仲間を扇動して計画的に行なった悪質で稚拙な行為なのです。

ちなみに、私の日記の2003年1月3日のアクセス数は、日記を始めたばかりなので、わずか8人です。
ようするに、私に嫌がらせをすることを生きる喜びとしている人たちが、今から4年以上も前の、誰も読んでいないような記事の記述を探し出して来て、仲間の集まっている匿名掲示板で騒ぎ立て、仲間同士でそちらにメールを送り、私にクレームが来るようにと仕組んだ、程度の低い嫌がらせ行為なのです。

2007/03/04 (日) インターネットのスネオたち 3

●●さまは、突然、同様の内容の質問などががたくさん届き、私の日記の該当ページしか確認されていないと思いますが、私は、日清食品のカップヌードルを好んで食べており、別の日の日記でも、何度も取り上げております。
一例として、2005年12月6日の「期間限定お菓子レポ」では、「カップヌードルのカレーとかシーフードとか塩とかキムチとかを色々と食べてみても、結局は普通のカップヌードルが一番美味しい」という記述をしておりますし、2003年12月9日の「最近のお気に入り」の中では、「カップ麺界のサラブレッド、日清は、ラーメンだけでなく、おそばの部門でも素晴らしい躍進ぶりだ。」と、貴社のことを大絶賛しております。

他にも、私の日記には、カップヌードルを始めとした貴社の製品を食べている記述が多く、私がカップヌードルを好んで食べていることは、私の日記の愛読者であれば周知の事実なのです。
そして、私の日記の愛読者であれば、今回、問題にされた記述が、私が良く使う「都市伝説を皮肉った冗談」であることも、当然、理解した上で読んでいると思います。

このような事情をご理解いただくために、長くなってしまいましたが、理由はどうあれ、ご迷惑をお掛けしてしまったことは、本当に申し訳ありませんでした。
お詫びするとともに、該当箇所の削除と、該当箇所の記述が誤りであったという文章の掲載をお約束いたします。

今後とも、貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます。

「きっこの日記」 ●●きっこ拝

2007/03/04 (日) インターネットのスネオたち 4

‥‥そんなワケで、あたしは、世の中にはヒマなバカが多いってことに、改めてビックル一気飲みしちゃった。それにしても、「きっこの書いてることは嘘ばかり」とかって批判してるヤツラが、誰が見たってジョークとしか思えない記述に関してだけ、「本当なんですか?」って、わざわざ日清食品に質問するってんだから、バカのやることって、ダブルスタンダードどころか、ダブルクラッチに失敗してエンストって感じで、全身が脱力しちゃうほどトホホだよ。

それで、あたしは、バカたちがどんなメールを送ったのか想像してみたんだけど、きっと、何とかオオゴトにしようと必死になってるんだろうから、「何万人も読んでいる超有名なブログに書かれているので、多くの人たちに悪影響が出ます」とか、「耐震偽装事件でスクープを連発した有名ブログですから、社会的にも影響が大きいと思います」とかって、こんな時ばっか、こういう書き方をしてんだろうなって簡単に想像できた。「天外魔境」のマントー並みにバカな皆さん、ホントにご苦労さまでした(笑)

‥‥そんなワケで、あたしに直接文句を言って来られないような腰抜けが、こういった陰湿な嫌がらせをするんだと思うけど、たった一度の人生で、この瞬間だって二度と繰り返すことができないのに、見ず知らずのインターネット上の気に入らない人間に対して、自分の大切な時間を浪費してまで嫌がらせをするなんて、ホントにミジメな人生だよね。自分1人じゃ何もできないヤツラが、誰かの力を借りて間接的に嫌がらせをするなんて、なんか、ジャイアンに告げ口するスネオみたいで、頭に来る前に気の毒になって来る。他にも、自宅にパソコンがあるのに、わざわざマンガ喫茶に行って、そこからあたしに脅迫メールを送って来るスネオとかも、ホントに情けなくなる。きっと、子供のころは、いじめられっ子だったんだろうって思うし、今もパッとしない人生を送ってんだろうね。ま、これも、コイズミが生み出した悪しき世の中だってワケで、インターネット上に湧いてるスネオたちこそが、ホントの意味での「コイズミチルドレン」なんじゃないかって思う今日この頃なのだ。


突っ込みどころが非常に多く、読んでいて違和感を感じる人も多いのではないかと思う。自分が感じた問題点を順次挙げていくと、


第一に、日清食品の担当者が会社のメールアドレスを使って本名でメールを送ってきたのに対し、きっこはそのままHNで返信している。一方的に不利益を蒙り、風評被害にあった相手に対して、非常に失礼な対応と言わざるを得ない。このオバハンはいい年こいて甘えているのではないのか?


第二に、日清食品に苦情を寄せた顧客は2ちゃんねるの閲覧者だから、問題ないと断定している点が非常識極まる。どこできっこの記事を目にしようが、日清食品にしてみれば大切なお客様であることには変わりない。まして、苦情を投稿するにあたっては、住所氏名電話番号をきちんと書いて投稿しているので、匿名でデタラメな記事を垂れ流したきっこより、はるかに信頼出来る。それを自分の都合の良いように、悪意の閲覧者に仕立てあげる神経には、日清食品も困惑したのではないだろうか。また、過去ログとして記事が残してあった以上、当然遡ってそれを読む人間はいるわけでで、記事を書いた当日のアクセス数が少なかったというのは、言い訳にもならない。質問のメールが来なかったと書いてあるが、多少批判しただけでメールやホストIPを晒すキチガイに、一体誰がメールを送るというのだろうか?馬鹿も休み休み言えと言いたい。


第三に、「カップヌードルに入ってる小さいエビは、実は、茨城県の国道6号線沿いにある日清の茨城工場の地下室で養殖している、カナブンの幼虫を乾燥させて、ヒザラムシと言う別の昆虫から採取したオレンジ色の体液で、エビっぽく着色しているものだと言う事実。」、と、具体的に工場名まで挙げて、しっかり事実であることを強調しておきながら、後から誰でも分かるジョークだったと平然と主張している点だ。こういう見苦しい言い逃れは、日本人の神経からは理解し難いし、抗議のメールを送った日清食品側に対しても失礼なのではないかと思う。まさに息をするように嘘を付くという表現がふさわしいが、これで、きっこの日記が、飛ばし記事で人を集めて偏向的な左翼思想を垂れ流す、信頼に値しないデマ日記であることが公然と明らかになった訳で、そういう意味では今回の事件は意義があったと思う。


きっこは内容が偏っているというクレームのメールを受け取っただけで、やれプロバイダー制限法だ、法的措置だと騒ぎ立てるが、自分の非常識なブログで失礼な記事を書いて、日々まじめに生産活動を行っている企業とその社員達に対して、一方的に、悪質な金銭的、風評的な損害を与えたにも関わらず、その対応は非常に欺瞞に満ちている。日清食品は、それこそきっこの大好きなプロバイダー制限法を利用して、ブログ自体を閉鎖に追い込むか、法的な損害賠償を行うべきだったと思う。日清食品にも立場や対応があると思うので、これ以上は書かないが、日清食品の紳士的な対応に比べ、きっこのいい加減で最低な対応だけが目立った事件であった。

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