最近、中国と米国の間に亀裂が発生しようとしている。その訳は二つの出来事にある。


まず一つ目は、台湾が米国から兵器を導入する要望に対して、米国はそれに応じる姿勢を見せている事である。それに、中国政府は猛反発姿勢を見せ、オバマ政権と距離を広げている。その事を利用して、中国は、益々軍事力を拡大していく構えを見せかけている。


もう一つは、チベット仏教の最高指導者ダライラマ14世が米国訪問の際、オバマ大統領との会談を望んでいて、それにも、大統領は受け入れる姿勢を見せている事である。これにも、又、中国政府は強く批判し、中米関係が悪化しつつある。


一方、IT関係で、最近、グーグル検索サイトも批判し、中国国内でのアクセスを妨害し、検閲の手を打ち出した。


数多くの出来事のなかで、最近課題にされた、たったこの三つの例だけでも、中国はどんな国であるかが分かる。彼らに反する者、例え中国外で起きたとしても、直ちに抗議を仕掛ける。


もう一つの例を述べるとしたら、中国政府が現在、アフリカ大陸で行っている事である。表面では、アフリカ各国の発展の為に全力で支援しているかに見せかけているが、実は、その裏には、アフリカ大陸にある資源狙いがある。一つの手を差し伸べ、相手の体全体の血液を吸い込むのと同じ行動である。アフリカにおいての全ての投資には、必ず、その何倍もの利益の狙いが図られている。儲かっているのは、中国と、その企業の設立に手助けした僅かの地元アフリカ人だけである。多くの国民は、只、奴隷働きをさせられ、前と変らぬ貧しい生活に追い込まれている。


こんな自己主義な国、中国に、小沢幹事長は、日本を売ろうとしている。勿論、その「貿易」の利益は、小沢一郎自身の金庫を膨らませるのが、彼の一番の狙いでもある。