久々に日記を書きます


日記を再開する事にためらいを感じていましたが
これからの日々の事を書きたいと思います


もしも....
同じ様な環境で苦しんでいる方が居たら

情報交換したり出来たら有難いです








始まりは背中痛、腹痛



母親は
昭和19年8月6日生まれ 67才
どちらかと言えば
自分が幼少期の頃から身体が弱く
高血圧、甲状腺、その他
色々な理由で入退院していた。


そんな母親の異変の始まりは背中痛からでした。


母親は年齢から来る痛み、運動不足から来る痛みだと
常、日頃から常備薬としているロキソニンを飲んでました。

それが…
昨年11月頃から薬を飲んでも痛みが
取れなかったらしいんです。


母親に診察に行きなさいと何度も勧めたが

「今度、定期検診が有るから先生に相談してみる…」


自分も真剣に受け止め強制的に病院に
連れて行ってあげていれば…
ここまで進行してないのでは…


あの時診察していれば…


もう少し早く気付いてあげていれば…



罪悪感と後悔が襲ってくる。






膵臓癌との疑い




1月定期検査


母が通っている岡山の大学病院に定期健診に行く
甲状腺の定期検査、薬をもらう為だ

父の話によれば...
血糖値が高いとの事でした
背中の痛みは主治医に伝えてなかったらしい




2月2日 木曜日


午前9時

背中の痛みを調べる為に病院へ行き、血液、尿、その他検査

母からの電話あり…
結果は2月7日分かるそうだ





2月7日 火曜日


午前11時

診断結果が出た。
膵臓癌の疑いとの事を 両親が先生から説明を受ける


母の泣いた声で電話有り


午後5時

仕事が手に付かず、実家へ

父から…
2月9日より入院との報告を受け

「1ヶ月程の入院だから何も心配するな」 との事

心配する母を慰めるべく
なるべく病気の話題から 話を変える事をした。

母が落ち着いたので
自宅へと帰宅する


午後10時

夕食とお風呂を済ませ
子供達と奥様が寝室に…

Internetで病名を検索を開始

すい臓ガン
早期発覚は不可能
背中痛など
症状が現れた頃には
後期、末期の可能性が高い
60~70歳の高齢が発生のリスク大

この時点で
自分は主治医の先生から 何も聞いてはいない

父、母から
すい臓ガンの疑いがある 情報はそれだけだった…


父からは…
「1ヶ月程の入院だから 何も心配するな」 との事

Internetで調べた直後だったので 何かイヤな予感がする

父の言葉が頭をよぎるが 必死に信じようと努力する。

その後も 色々とInternetで調べていたら
眠らないまま朝を迎え 職場へと出掛ける。




2月8日 水曜日
入院前日



午前11時

自宅に電話をかける
母は近所の友達宅へ出掛けていた

父に問いかける
「本当に何も無いんだよな? 一ヶ月の入院だけだよな??」

半信半疑だが 父の言葉に偽りは無いようだ


電話にて要件を父に伝える
「自分も明日は有休にした」


少し楽観的な父に膵臓癌の事を少し話す


今は少しでも母を安心させたい
それだけだった…


午後6時

母を元気付ける為に 母が大好きな寿司を購入
父、母、奥様、子供達、家族みんなで寿司を食べる

食事の後は 家族みんなでトランプ
ババ抜きや7並べで楽しく過ごす

母には気付かれない様…
家族全員でしたトランプを動画に収めている。

考えたくないが…
みんなで笑えるのも最後なのでは…
頭から離れず、動画を撮影した


明日は平日で学校はあるが
奥様の了解を得て、子供達と実家へ泊まる


午後10時

この時点で
奥様には何も伝えていない

奥様からは…
「別に平日に泊まらんでも、退院して泊まりに来れば…
お母さん、明日から入院だし、子供達が騒いで、眠れんよ」

奥様からしてみたら
自分の行動は、理解出来なかったはず…


奥様が帰宅した後mailが届く

「私に隠し事してない?
急に寿司用意してとか…
平日急に実家へ子供達と泊まるとか??」

返信するのに時間を要したが
奥様には…

「明日全てが分かるし、ちゃんと伝える」

短い文章しか送れなかったが、それが精一杯だった…







                            H24年 2月21日    kOOchin