究極の木造「SE構法」について考える | 目指すのは新しい法則の発見

モニプラで紹介されていた、木造建築構法の 「SE構法」について考える


読んだ記事 はこれです


http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1834?page=1




やはり、家は木造の方が好きです。


なぜだろう!日本人だからかな?


人に接する部分が、コンクリートの無機質ってのはどうも、違和感がある。レンガで組まれた家がごく普通である欧州の文化とは根本的に異なる感覚かな。



日本は地震の多い国。これは避けられない。


そして、構造物に強度を求める方がいいか?もしくは弾性を求めた方がいいか?



材料の強度が強い事にこしたことはないが、硬いということは、限界を超えると折れるということ!


柔らかいということは、曲がるということ。


限界を超えた時には、折れるのではなく、曲がった方が最悪の事態は避けられる。


ただ、限界を超えない領域では曲がってほしくない。


そうなると、ある程度の弾性をもって復元力がある材料がうれしい


地震の多い日本では、2、3階建の建物に木材を使うのは理に適っていると感じる。



さて、本題のSE構法。材料は木材と、独自の金属による接合。木材は集成材を使っている。そして構造も工夫されている。


基本的に、集成材はやはり木材を接着によって組み合わせているので、どんな方向で使っても安定した強度がでるし、歪みもでにくい。木材の変な使い方でせっかくの強度が落ちたりするようなことがなくなるし、資源の有効活用にもなるので値段も抑えられる。


いいところ取りの気もするが、気になるのは接着方法かな。接着剤はやはり、あくまで張り合わせなので、一時的に強くても長期スパンで見た時、劣化がきになる。人間の化学物質に対する知識は、やはり短期なので、100年後、木材は性能を維持できる知識は伝統としてもっていても、接着剤にはない。なので、接着材だけでなく、構造的に上手に張り合わせる技術を入れ込んでいてくれれば安心できる。


集成材の張り合わせ技術の知識は確認したいところ。



続いて、SE構法の構造的な所。


柱や梁の接合には、独自の金物を使ってるらしい。この工夫度合いの説明がなかったので、いまいちわからないが、柱と梁の構成で、強度を保ちながら、空間を作りだせていることはよくわかる。


送電線の鉄塔が、よくあんな細さで折れないな~といつも思うが、構造的工夫で思いの他、高い強度はでるので、非常に好感が持てるところ。


気になるのは、金属を使ってるところ。


やはり、できるなら、接合も同じ材料でありたい。


異なる物質は、膨張率も、強度も、寿命も違う。時間的、物理的ストレスを少しでも減らすためには、できるだけ同じ材料で構成したいもの。


家を30年の寿命と考えれば、まったく問題ないが、そういう意味では、木材接合の宮大工の技術を上手に組み入れてほしい感はある。



木造の家の欠点は、燃えやすい点は欠点として上げられるが、鉄筋だって家事になれば、その後ほとんど使えたもんじゃない。その点は、火事を出さないことに注力すべき。


震災の経験で、地震自体でなく津波まで考えるなら、鉄筋構造で、さらにある程度の高さも必要になるので、海岸沿いの人は特別な選択が必要になっている。



とはいえ、日本の中の大多数の家は、やはり、木の家が適している。


そして、SE構法は、少し確認したい面もあるとはいえ、狭い国土に立てる工法としては注目すべき家づくりといえそうである。



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