企業年金124万人未払い | 此木秀司のBlog

企業年金124万人未払い

今度は連合会ですか、

こんなんで年金本当に大丈夫ですかね。


社保庁も連合会も本当にどうしようもない

組織であることは間違いなさそうですが、


しかし問題って彼らの業務怠慢だけではないのでは、

と私は思っています。


まずこの記事をぱっと読んで内容が正確にわかる人、

世の中の大人のどのくらいいると思いますか?


企業で総務人事をやっていたり、

年金関係の仕事の会社にいたり、

なんて人はそんなの当たり前はじゃない、


と思うかもしれませんが、

一般の人って年金に関する知識かなり乏しいのでは、

と言うのが私の意見です。


ではなぜなんだろう、と考えてみると、

自分の人生において年金というのは

大変大きな内容でなるにもかかわらず、

その仕組みや内容について教わったことが

ほとんどないんですよね。


そんなの社会人になって年金を払うようになれば、

自分で勉強するの当たり前だろう、とか、

眠くてたまらない新入社員研修の一こまを

一生懸命聞いていた、と言う奇特な人は別かもしれませんが、


あまり詳しく知らない、と言う人が多いのではないでしょうか。

なんで学校で年金のことを教えないのでしょうか。

これって考えてみると案外不思議ですよね。


私なんか(私だけだったらすみません)年金を払っていることすら、

ほとんど意識がなく、転職した際に年金手帳というものを

はじめて見て、ああ年金を払っているんだ、と言うことを

実感しました。


年金不払いの直接的原因はもちろん社保庁でありますが、

間接的には「みんなあまりよく知らない」ということが

またひとつの大きな問題ではないでしょうか。


また源泉徴収されていまう、と言うことも

問題ではないか、と思っています。

給与明細には確かに載っていますが、

自分が払っていると言う実感に乏しいんですよね。


なんだかあまり詳しく教えずに、

源泉徴収でとってしまえば、

なんか間違いがあっても文句言わないだろう、

なんて政府が思っているのでは、なんて

勘ぐってしまいます。


そこで、提案ですが、


自分で年金を納めるようにしてはどうでしょうか。

徴税コストや制度維持の面からいろいろな問題はあると思いますが、

自分で支払いに行けば、記録がもれていればすぐにわかります。


また実際相当な額を払っていますので、

自分が負担している意識が高まり、

それが適正に運用・管理されているのか、

自らチェックするアクションも働くのではないでしょうか。


そして何よりも年金そのものについて、

勉強するようにもなるかもしれません。


もちろん払わなければ、年金はもらえません。

自己責任です。


何でも政府に任せる時代から

自己責任、小さな政府へ、

こんな動きが出てこないものでしょうか。