第5話 「長年の親友」 | 日向夏文庫本部

前回 のあらすじ~

直輝は学校へ行くが、大成のバカによって・・・・・・

鈴木と付き合ってるのがばれます(笑)



「直輝、マジで鈴木と付き合ってんの!?」

「あ・・・・・いや・・・・・。」

「鈴木といえばクラスで1位、2位を争う美人じゃん。」

「何言ってんだ。1位は川内だろ。」

「ちょっと・・・・・・」

ひとついいか?

ウザイ。

こいつらがウザイ。

正直うるさい。あっち行ってくんないかな。

ここはひとつ・・・・・にらんでおくか。

(ギロッ)

「うっ・・・・・」

「ん、んじゃ、今度話聞かせてくれ!アハハハハハハ・・・・・・・」

ふー、追っ払い成功。

って大成まだ居るし。

「おい、お前も帰れ。」

「ふっふー。長年の親友がこれくらいで帰るとでも?」

こ、こいつ・・・・・

「じゃぁ、どうすりゃ帰んだよ。」


「さーねー♪」


「だまれ!!!さっさと帰れ!」


「うるっっっっさい!!!!黙れ!そして消えろ!!」


女子が怒鳴ってきた・・・・


なんだよ、あっちのほうが声でけぇじゃねーか。


「・・・・・・・・・・・・・・・」


「わかったよ。帰りますよ。」


大成が呟いて席へ戻ってった。


い、いかん。この雰囲気はオレが「悪い」かんじ!


どーしよー。直しようがない・・・・


ん?他の人よりも重々しい視線がささる。


鈴木か。なんか複雑そうな顔してんな。




少し間が空いて、また騒がしい教室に戻った。


いつの間にか鈴木が隣に居る。


「高木くん。後で隣来て。」


隣?ああ、隣の教室の事か。


なんだろ、話でもあんのか?