大盛パエリアとクリスピーピザが味わえる
スペインバル&イタリアンバール。
「スペインバルTiburon」「門黒本店」「ビストロよし川」に続いて、4店目の大阪・十三のお店である。そして、おそらく当分の間、これで十三のお店に来ることはないだろう。
場所は、上記3店と同じく、阪急十三駅の西改札口を出て、すぐの四つ角を左折し(上記3店舗の場合は右折)、飲食店街を90mほど進んだところにある。十三駅からは徒歩数分と近い。
本当は、同じ十三にあるカニとフグ料理がリーズナブルに楽しめる「かに福」を訪れたかったのだけれど、当日に電話すると「21時までは満席」とのことで、断念。もしいつか十三で食事する機会があれば、ぜひリベンジしたい。
平日の18時頃、訪問。予約はしていないけれど、先客はゼロで、一番奥のテーブルに通される。店内は、やや暗い。スペインバル(バル=Bar:スペイン語で飲食店のこと)とイタリアンバール(バール=Bar:イタリア語で軽食喫茶店のこと)が融合したお店で、パエリアとピッツァが一押しメニューのようである。
まずは、飲み物をオーダーするよう促される。今日も飲まないので「炭酸水」。なお、カトラリーセットの中にお箸があったので、「ビストロよし川」に続いて、本日もお箸で食べることにする。
まずは、「タパス5種盛合せ」を2人前オーダー。タパス(Tapas)とは、スペイン語で前菜(オードブル、アペタイザー)のことである。例によって、お店の人がメニューを説明してくれる。センターに「オリーブとアンチョビのマリネ」。時計回りに1時の方向から「スペイン風オムレツ」、「ポテトサラダ」、「パテのピンチョス(小さく切ったパンに少量の食べ物がのせられた軽食)」、「きゅうりのマスタード漬け」。「パテのピンチョス」はもちろん、「きゅうりのマスタード漬け」が妙に美味しい。
続いて、「ごろごろタンドリーチキンの鉄板焼き」は、その名の通り、熱々の鉄板の上にタンドリーチキンが盛られている。それ程、スパイシーではない。
次に、「丸ごと一杯!イカのスミ煮」。自分は特段イカ好きという訳でもないけれど、イカ墨スパゲッティは好きで、メニューにあれば食べるようにしている。「イカのスミ煮」は初めて見るメニューで、物珍しいのでオーダーしたのだけれど、正解だった。イカ墨の味わいが濃厚で、美味しい。
メインその1。ミラノ風ピッツァの「ビスマルク」(ベーコン・赤卵・チーズ・トマトソース)と「クアトロ・フォルマッジ・ビアンカ」(4種類のチーズ・はちみつ)のハーフ&ハーフ。クリスピーな生地が薄いタイプで、最近モチモチした生地のピザを食べることが多かったから、こういうのは久し振りに食べるな。
メインその2。ミックスパエリアM(2~3人前)。ボリューム満点。魚介にプラスして、写真ではよく分からないのだけれど、結構な量のチキンが入っていて、久々にお腹パンパン状態になる。
ラストはデザートを頼みたかったのだけれど、パエリアと一緒に「ローストビーフのチーズフォンデュ風 ドミグラスソース」を注文したため、デザートまで至らず。パエリアのボリュームを読み間違えた。やや固めのとろけるチーズの上に、ドミグラスソースのかかったローストビーフが盛られているというメニューで、なかなか美味しい。
ラスト辺りから、やたらに喉が渇く。特に、パエリアの塩分濃度が高いようである。また、お店のスタッフが何度もドリンクの追加オーダーを勧めてくるのも、少し閉口した。飲食店は、お酒をガンガン飲ませて、客単価をガッツリ上げたいだろうから、自分たちみたいなソフトドリンクを1~2杯しか頼まない客は正直面白くないとは思うけれど、そんなに何度も確認しなくてもという感じだった。
お店の雰囲気や居心地としては、「スペインバルTiburon」や「ビストロよし川」に軍配が上がる。一方、クリスピータイプのピザを食べたい時は、この店が良いだろう。
●本日のメニュー
炭酸水 418
ペプシコーラ 473
タパス5種盛合せ 1,056×2
丸ごと一杯!イカのスミ煮 814
ミラノ風ピッツァ ハーフ&ハーフ(ビスマルク&クアトロ・フォルマッジ・ビアンカ) 1,408
ミックスパエリアM(2~3人前) 1,848
ローストビーフのチーズフォンデュ風 ドミグラスソース 1,408
ジンジャーエール 418
計8,480
●DATA
バルボア 十三店
大阪市淀川区十三本町1-1-6 ワイズシャトー 1F(路面店)
アクセス:
①阪急十三駅の西改札口を出て、すぐの四つ角を左折(南下)し(きんつばやみたらし団子で有名な「喜八洲総本舗」本店までは行かない)、飲食店街を進む。
②飲食店街を約90m進んだ左手(東側)。徒歩約2~3分。
営業時間17:00~23:00(ラストオーダー)
定休日:月曜日
席数:約38席(カウンター5席、テーブル22席、テラス11席)