約1年半もの間、回数が減り、数ヵ月に及ぶ空白期間が何度かでき、何とか行為に及んだとしてもなぜか最後までできないという状態が続いていた。しかし、ある時から急にフィニッシュまでできるようになった。当時はなぜできるようになったのかよく分かっておらず、気候が温かくなってきたせいかと漠然と考えていた。しかし、前回にも書いたように、非常にプレッシャーのかかるストレス過多の仕事がようやく終わった直後、急にできるようになったのである。今振り返ると分かるのだけれど、やはり仕事のストレスが大きかった。



前回のブログを掲載した後、何人かの方からメッセージをいただいた。女性からの「彼(夫)はED(勃起不全)ではないかと疑っているのだが、どう思うか?」という内容のものだった。さすがに男性からのメッセージはなく、全て女性からだったのが「なるほど」という感じなのだが(男性はその悩みが深刻であればあるほど、そう簡単に自分の性的な悩みを他人に相談したりはしない)、「EDかも?」と悩んでいるカップルは想像以上に多いようなのだ。だから、悩んでいる人たちの参考に、ここで恥を忍んで自分が経験したことをもう少し書いてみる。



ちゃんとできるようになったのは、仕事のストレスが減ったのと合わせて、一つ思い当たる節がある。それは何とかフィニッシュまでできるようにやり方を少し工夫したことだ。僕の場合、全く立たないということはなかった。一旦は立つ。しかし、前段階を踏んで、ではそろそろ突入という態勢を取ろうとすると、元気がなくなってしまうのである。なので、妻には申し訳ないが前段階をショートカットし、立ったらすぐに突入するようにした。それでも元気がなくなってしまうこともあったものの、あきらめずにすぐさま突入できる態勢をキープしつつしばらくしていると、復活して突入できることもあった。



完全に元気にならなくとも、ある程度の強度になれば(さらに根元の部分を強く握りしめてやると良い)、中に入ることはできる。そして、一旦中に入ればこっちのもの。入ってしまえば強度は増し、フィニッシュまで行える。つまり、まとめると、①前段階はほどほどに ②元気になったら即突入 ③もし突入時に元気がなくなってしまっても、あきらめずに即突入できる態勢をキープ ④そのうちにある程度復活してきたら、根元を強く握りしめてとにかく中に入る ⑤中に入れば、抜けないように気を付けながら、必ずフィニッシュまで



もちろん、これはあくまでも一例である。他にも、ラブホに行くなど場所を変える、旅行に出かけて旅館の畳の部屋の布団でしてみる、NS(スキンなし)で行う、ローション等を使用する、女性の方からも積極的に仕掛けるなど、さまざまな打開策があるだろう。しかし、根本的にはやはり精神的な問題が大きいのではないか。仕事のストレスや緊張を取り除くのはもちろん、僕が今思うのは自戒の念も込めて「男よ、男の自信を取り戻せ」ということである。自分で自分の限界を設けずに、「もう歳だから」と思わないようにしよう。10代の頃を思い出そう。あの頃、雑誌をオカズに(僕たちがティーンエージャーの頃はまだAVなどなかった)、1日2回も3回もできたではないか。



閑話休題。ストレス過多の仕事が終わったこともあり、突然フィニッシュまでできるようになったので、何としても早く子どもが欲しかった。早速、タイミングを見計らって排卵日と思われる日の前日に行ったが、妻に例月通りのものがやって来た。もちろん、一発で決まるとは思っていなかったものの、排卵日の前後に行ったことはそれまでも数回はあったのに、それでもやっぱりなかなかできない。



結婚直後、「どうすれば子宝に恵まれるのか」と書店に行って調べたことがあったが(この時は「生理の始まる14日前、つまり生理周期28日の人なら生理の始まった日から14日後と推定される排卵日の前後に行うと妊娠する」という程度の知識しか仕入れていなかった)、再度書店に行き、「初めての妊娠・出産BOOK」的な本を何冊か手にとってみた。ネットでも調べた。この時、ようやくさまざまなことを知り、ショックを受けたことなどは、以前にも書いた。