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先日、公立高校の
特別選抜入試の合格発表がありました。
ちょっとどきどきで待っていました。
そしたら、学校帰りに塾に寄ってくれて、
「先生、合格しました。」と。
もう、ほっとしましたね。
実力充分であったとしても、
やはりその言葉を聞くまでは、
安心できません。
よかったです。
本当によかったです。
もちろん生徒も喜んでいました。
満面の笑みで、
やわらかい表情だったことが
印象に残っています。
受験の時は、
かなり厳しいというか、
きついというか、
こわばった顔つきでした。
でも、その時は、
柔和な表情になっていて、
本当によかったと思いました。
その変わりようを見て、
受験勉強、入試は、
かなりしんどかったんだなと、
改めて思いました。
受験は生徒たちを
精神的に追い詰めると思います。
強弱はありますが、
少なからず
どの生徒たちにも影響はあります。
でも、それはその時の子供たちにとって
必要な事でもあると思ったりもします。
物事にはタイミングというものがあって、
しかる時にしかる事が起きると思うんです。
１４・１５歳の子供たちにとって、
その一つが受験です。
つらいです。
しんどいです。
きついです。
避けたいです。
逃げたいです。
私も同じ道を通っていますので、
気持ちは分かります。
皆さんも同じですよね。
でも、これを乗り越えた後は？
成長していますよね。
１年間の受験勉強は、
１年前の彼ら、彼女らを
絶対に精神的に大きくしているはずです。
筋肉は負荷をかけることで、
大きく、強くなります。
それと同じで、
人も負荷をかけることで成長します。
ということは、
自分にとって
嫌なことやつらいこと、
うまくいかないことなどは
全て自分を成長させるために
必要なものだと言えます。
そして、成長に必要なものなので、
それらによって自分が
潰されることはないです。
まして、
終わりがないこともないです。
必ず終わりがあって、
その時には成長できています。
成長できた時には、
それらは嘘のように
ふっと消えています。
つらい中にいる時は、
それがずっと続くような錯覚に襲われます。
終わりがないように感じられます。
でもそんなことはないですね。
いつかきっと終わりが来て、
その時には成長した自分がいます。
それを思えば、
つらい時が来てもちょっと踏ん張れるかな。
つらいときは、
大きくジャンプする前の一時のかがみです。
つらい、しんどい、きつい、
全てウエルカムじゃないですか。
その代わり、
その後は、大きく飛躍してやろうじゃないですか。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。