22号

「万里の長城」を上から見下ろすと、
あのクネクネとした複雑な地形の全てが
単純明解に一望できるらしい。

さて、人は逆境の時、自分の目の前にできた
壁を下から見上げてしまう。
当然ながら壁以外は何も見えない。
だが、発想の転換で、上から下の景色を想像してみると、
物事を判断する視点や視野が大きくかわる。
結局、目の前に立ちはだかる壁に、
グチグチ悩んでいても答えなんて出ないのだ。

極論すると人生はアドリブだ。
ピンチやチャレンジの場面「壁」では、
素直に自分を信じて怯まず舞台に立ち、
即興演奏にて己の力をいかに出しきれるかどうかが、
真の実力だと私は思う。