15号

昨日は、講演で新潟に行っていた。
泊まりの予定だったけど、
急なアポイントが入り、最終電車で東京へ・・・。
今回の講演は専門学校の教員の先生向けに行った。
学生に未来への希望や夢の持ち方を教え、
学業だけでなく心を育てる教育にも力を注いで欲しい等、
私の具体的な教育論を語らせてもらった。
そこで学院長が良い事をおっしゃった。
「学生が我が校を卒業する時は、
涙を流し感動の卒業式じゃなければならない。」
良い先生だ!素晴らしいと思った。
教育で、一番大切なのは、生徒の心を鍛えてやる事だ。

そもそも【学校教育】とは、
子供達が未来、立派な社会人になるため
人間としての道徳や基礎を育成することが、
最大の使命であるはずだ。

人を育てる教育者たる者の責任はとても重大である。
教師には、情熱はもちろんのこと、厳しい社会生活の中で、
自らを鍛えた社会人としての経験が必要だと思う。
国家試験(ペーパーテスト)に合格したから教員になる。
休みが多いから先生になる。
そんな動機で教育者になる人も残念ながらいるようだ。

私には持論がある。
「教育で人は変わらない。教育とはきっかけにすぎない。
変わるのは、本人の“気づき”でしかない」
だからこそ、こだわった教育で、そのきっかけを沢山与えてあげたい。
そこに必要なのは、机に向かって教科書通りに
覚えることだけが勉強じゃない。
先生自身の経験や体験を基にして教えること、
自分自身が生きた教材となって教えることが大切なんだ。
自らが涙と汗を流し会得した事が、“感動の原点”心の本質となる。
自らが思い感じた事を語らないと、人の心は動かない。
そして、教職員だけが教師ではない。
そもそも大人は皆、子供の先生なんだ。


生きた教育が日本を強くする