つむぎや日記 埼玉県の小麦粉老舗 -114ページ目

ミスはチャンスと言うものの。


※ずいぶん長くなってしまいました。。







いい感じに仕上がったポイントカードに
小さな印刷ミス。

4代目粉屋つむぎや その日その日


変なところに点線が入っています。

4代目粉屋つむぎや その日その日

微妙なところで、使う分には差し支えないですが、
結局、印刷し直しになりました。
でも、気になったのはそのやり取りです。


低価格実現とやり取り記録のために
印刷会社とはメールのみが連絡手段。
どこにも電話番号は載っていません。

ミス発見時では、もしかしたら入稿データに
原因があったのかもと思い、未確定で苦言を言うのも嫌なので

「この点線は何が原因でしょうか?まずは電話ください」
とだけ、メールしました。




すると、数時間後に
「申し訳ございません、変換データミスです。印刷し直して○月○日お届け予定です。」
とメールが来ました。

腑に落ちない対応が???で、
「了解ですが、再印刷まではまだお願いしていません。まずは電話頂いても良いのでは?」とメールすると、

「低価格実現のためとやり取り記録のためメールとさせていただいております。」
と無機質な定型文。





この印刷業者は、ネット検索で見つけた低価格、メールで入稿・発注。

期待しすぎた私が悪かったのかもしれませんが、
電話を1本することがそんなに抵抗があるのでしょうか。
そりゃ電話口で怒られるのは嫌ですが。

でも、メールを見たら、なにはともあれまず一報。
お客さんがどんな解決を望んでいるかは分かりません。

少しでも早く刷りの直すのは必要でしょうが、
それだけを望んでいるわけではありません。

現に、私としては、出来上がりのカードの厚さが想像以上に
薄かったのでもう少し厚めのものに変更したかったのです。





ミスをすると、業務が中断されて時間がかかるので、
なるべく短時間に・手間をかけずに・小さく済ましたいと思いますが、

ミスをした時こそ、あえてその解決と原因探しに時間をかけて、
再発しないように根っこから見つめ直すことが大切ですね。



ミスがチャンス!それがきっかけでリピーターに。
なんて理想ですが、今回はそれ以前の話でした。

とりあえず、運用上は支障がないのが救いです。

同じ商売人としては、うちだったらどんな対応をしていたか?
その対応で本当に良いか?、改善できる箇所は?と
確認するよいきっかけとなりました。


つむぎや

3月3日、命日。

今日は雛まつりですが、

祖父の命日であり、先週末は17回忌でした。



しめっぽいのもなんですが、

祖父は戦争に行って飛行機で落ちて、東シナ海の方で入院して

終戦を迎えて帰ってきて、製粉業にまい進しました。



しかし、昭和35年頃にその工場が火事で全焼して、

売る小麦がなくなってしまい、でも、お客さんには

火事で焼けた翌日にも小麦を届けなければならない。



そんな時、競合だった製粉会社はお客さんを奪うどころか、

うちに小麦粉を供給してくださり、お客さんに届けることができた。

強い縁が生まれました。



いろいろな時代の流れを経て、今はうちは卸として、

その製粉会社の小麦を主力品として販売させてもらっています。

切っても切れない関係とはこういうことだと思っています。



私が生まれる到底昔の話ですが、

これを知らずして商売はできない。

知らないスタッフには伝えていかなければならない。

私が伝えられない部分は、当時を知る方から伝える機会を持ちたい。

と常に思っています。














新ポイントカード到着




新しい家電を買った時のあのワクワク感、
何かが変わる期待へのドキドキ感は独特な気持ちです。



昨日、新しいポイントカードが出来上がりました。

4代目粉屋つむぎや その日その日

“つむぎや”のロゴの周りに
小麦の穂をあしらい、とてもいい感じです。



4代目粉屋つむぎや その日その日

 同時に新レジも設置しました。

4代目粉屋つむぎや その日その日

 ipodくらいのモニター付の黒POSレジ。
 さっそく、研修です。





どんなことが出来るかというと、

・カードを忘れてもご登録の≪電話番号≫でポイントが貯まり、
・紛失してもその場ですぐに再発行、≪累積ポイントも残る≫
・さらに有効期限ナシ≪永久不滅≫

貯めたポイントは絶対になくなりません。
レシートの裏にハンコ…、という煩わしさがなくなります。


将来的な可能性を秘めたシステムに出会えてよかったです。
使い勝手のよいお店にもっとなれるといいなあ。