昨年度もブログで触れましたが、今年も私立大学への志願者数が発表され、近畿大学がトップを堅持し3連覇になるそうであります。定員割れの大学すらある中、志願者数自身も昨年より6千人以上、増加しておりまして、2位の明治大学とも8千人の差がついておりまして、盤石の1位と言えるのではないでしょうか。
ちなみに全国ベスト10の中で関西勢は、近畿大学以外にも立命館大学が6位、関西大学が8位にランクインしております。
2016年 主要私立大学一般入試 入学志願者速報
近畿大学は関西では戦前からの名門である俗に関関同立と呼ばれる4校を追撃する産近甲龍と呼ばれる4校の一角を担っている訳でありますが、近大はこの4校の中で頭一つ抜きん出ている感が年々、強くなっている様に思います。
我が甲南大学もこの産近甲龍の一角を担う、もう一方の雄でありますが、今年の志願者数を見ますと、前年度比95%と減少に転じております。参考までに他の2校の状況を見ますと、京都産業大学は前年度比113%、龍谷大学は105%と志願者数は増加しております。
よって産近甲龍の中で志願者数が減少しているのは我が校だけ、という事になる訳でありまして、卒業生として憂校の想いを禁じ得ない事態であると言えましょう。
無論、入学志願者数が大学の現状の全てを映し出すデータとは言えませんが、人気を図る重要な数字である事は間違いありません。兄弟校である学習院大学に至っては前年度比150%越えという驚異的な数字を目の当たりにしますと、やはり危機感を募らせてしまう次第であります。
上記に挙げた志願者数が増えている大学の共通点は、應援團が健在で活躍されているという点であります。これまでは半ばジョークとして申し上げて来た側面もありましたが、あながち間違ってはないのではないか、と我ながら思ってしまわないでもありません。
大学の人気を形成するには様々な要素がありますが、人気校ではその結果として醸造された校風の中で應援團が活躍出来ている、という事実を重く受け止めたいと思う次第であります。
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会