復活!フェンシング部 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

以前にもご紹介 させて頂きましたが、部員不在の為、約10年の長きに亘り活動を休止していた甲南大学フェンシング部が本格的に活動を再開致しました。そしてその模様が5/15の神戸新聞に掲載されたとの事でありますが、記事が手元にございませんので、後日、記事は公開させて頂きます(Web版はバックナンバー閲覧は有料の様です)。ただ甲南大学のHPには記事が掲載される旨の案内が載っておりましたので、ご参照下さいませ。

5月15日付けの神戸新聞朝刊に、フェンシング部復活の記事が掲載されます!

またフェンシング部OBの方のブログでも触れられておりますので、こちらもご参照頂きたく存じます。

甲南大学フェンシング部復活

このブログで注目すべき点が2点あります。1点目は読んで頂ければお分かりになるかと思いますが、誤解を恐れずに申し上げれば、筆者の方は気がない訳ではないものの、日常の生活に追われてしまう一般的なOBの姿が伺えます。フェンシング部、我が会に限らず多くのOB会組織では人数的に多い層かと思われます。それが具体的に活動やその成果が目に見える様になりますと、重かった腰も上がるという次第でございます。
もう1点はこの方が部復活のポイントとして挙げておられる「OBの強引とも言えるリーダーシップ」という点であります。昨今、現役学生クラブによる勧誘活動も厳しい状況が続いている中、OBによるクラブ再建はそもそもがかなり難易度の高い一大プロジェクトなのであります。当たり前の事を当たり前にやっていても、重要な局面では普通にやっていても達成が困難な事態に直面致します。そこでどう対処するかが運命の分かれ道になるのでありましょう。

分かる範囲で調べてみましたが、フェンシング部が應援團と比べて優位な点は、ロンドン五輪後、競技そのものが注目され、またフェンシング業界もこの追い風を利して競技人口拡大に取り組んでおられるという点くらいではないでしょうか。現役が存在していた頃の学内でのポジション、現役が消滅して10年程度の歳月が流れている点等、両者に遜色はございません。そうであるならば、フェンシング部に出来て私共に出来ない道理はない、という結論が導き出されます。

特に我が会の会員諸兄や甲南卒業生の方に訴えたいのは、このフェンシング部復活は今の甲南大学で起きている現在進行形の出来事であるという事であります。OBによる現役再興の活動と聞けば、そんな雲を掴むような話…と思われる方が多いと思いますが、決してそうではない生きた事例であります。さらに言えば、私共は雲の外にある蒼天を望もうとしている訳でありますので、たとえ雲を掴む話であったとして、万難を排しこれに取り組まねばなりません。そしてそれは決して不可能ではないという事を身をもって証明されたフェンシング部という存在がある以上、我々は歩を止める訳にはいかないのであります。


八代目甲南大學應援團OB会広報委員会