頑張れ!福岡大学応援団 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

以前、ご紹介させて頂きましたが、昨年、福岡大学で10数年ぶりに応援団が復活したとの喜ばしいニュースがございました。読者の方よりその活動状況がニュースで報道された旨、お知らせ頂きましたので、ご紹介申し上げたいと思います。

福岡大学は私共 甲南大学と比較しますと、大学の規模・学生数も遥かに凌駕する九州屈指のマンモス校であり、応援団組織も一般的に言うところのリーダー部がいないだけでチアリーダー部・吹奏楽部の2部構成で活動を続けて居られた様です。映像の中にもある様に応援団OBも職員として大学に残っておられ指導体制もあり、あらゆる点で私共より組織体としては優れておられる様に感じます。それでも尚、藤田団長の様な新入生が登場するまで再建できなかったところに、現代社会で大学応援団が存続してゆく難しさが如実に表れている様に思います。

ただ藤田団長のみならず全国的にも自ら応援団の門を叩く新入生がいる事は事実でございます。我が兄弟校である學習院大學應援團の現役團員とお話しする機会がございましたが、彼らの中にも勧誘されたのではなく自分から入ったという團員が複数名いらしゃいました。日本全国に大学生は約280万人程度いるそうですが、彼らはその中の超少数派ではあるのでしょうが、そういう人がいるという事実が大事なのだと思います。

甲南大学にも再来週の4月1日には2千数百名の新入生が入学して参ります。彼らに対し應援團で大学生活を送るという選択肢もある、というメッセージを発信し続けていく事が出来れば、10年で2万数千人の新入生にアピールできる計算になります。もっと踏み込んだ勧誘方法を模索してゆく必要は当然ありますが、少なくともこの10年はそのメッセージすら発信できていなかったのですから、まずは確実に行ってゆく必要があります。

 さて、今回の記事の主役である福岡大学應援團様、未だ団員は藤田団長のみの様子ですが、いかに私共より優れた環境にあるとは言いながら、一人で組織を運営維持していく苦労は想像を絶するものがあると思います。いかに大学やOB会の支援があるとは言え、実際に活動するのは現役団員である訳ですから、一人という状況はかなり厳しいものがあります。その中、今春の勧誘は私共同様、極めて重要な転機になると思われます。一人でも多くの新入生に興味を持って頂き、入団し、福岡大学応援団再建の起爆剤になって頂ける事を祈念せずにはいられません。
福岡大学応援団の益々のご活躍とご発展を衷心より祈念申し上げます。
毎日新聞記事
福岡大学応援団HP

八代目甲南大學應援團OB会
広報委員会