GENELEC と ADAM モニタースピーカー比較 | DTM Lab.

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引っ越して少し部屋が広くなったので、モニタースピーカーを買い替えることにしました。

1年以上前から楽器屋さんに行ってはよく試聴させてもらいましたので、定番モニタースピーカーと言われるものは、ほぼ全て聞くことができ、最終的にADAMかGENELECに至りました。

そこらじゅうにレビューがありますので一言だけ、まずADAMから。


ADAM AUDIO 公式 製品紹介(英語字幕)



$DTM Lab.  $DTM Lab.

A5X
デスクに置いて使うにはちょうどいいと思いますが、今のルームでは出力が足りません。

A7X
何度もA5Xと比較したのですが、A3Xを大きくしたのがA5Xで、シリーズは同じだけどA7XはA5Xとは全く別物だと思います。そのぐらい一気に完成度が高まった印象です。
出た当初、テンモニに代わる定番になるのではと言われただけあってバランスがいいです。




S1X
そりゃあもうイイんですが、実際に見ると意外とコンパクトで重量6kgと軽いニアフィールドモニターです。

S2X
ウーファー 250W/350W peak、ツイーター 50W/100W peak、うちでは鳴らし切れません。あと、お高いです。


では、GENELECへ。

GENELEC 8000シリーズ 公式 製品紹介(日本語)



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(ちなみにマイナーチェンジがあり、~BPMとなっていますが、自動電源オン/オフ機能が追加されたのみです。)

6010, 8020
持ち運びにいいサイズです。

8030A
8000シリーズで、ちょうど真ん中のスタンダードな位置づけのモデルで、小さなボディからは想像できないぐらいよく鳴ってくれます。
ADAM A5XやYAMAHA MSP5等と比較するなら、これが適当かと思います。

実は一度はADAM A7Xに決めて入荷待ちだったのですが、その間にこれを普段行かないところにある楽器店に置いてあったので聞いてみると、すごくよかったのでさっそく情報収集してみました。

8000シリーズ比較表$DTM Lab.


で、GENELECの 8030製品紹介ページに、こんな記述が。
”パワフルな音圧レベルと低域の増強が必要な場合は、ステレオ用途では『7050B』サブウーファーの追加をおすすめします。”

サブウーファー追加というのは知識もなく、なんだかしっくりこない。
そして、8040Aにはサブウーファー追加の記述がない。

というわけで、8040Aを試聴しに。

ADAM A7X と GENELEC 8040Aを比較しながら試聴してて、店員さんも驚いていたのが、お店に置いてあるアマバンドのCDを聴いた時、
A7Xはそこそこいい感じに聴こえるが、8040は逆にスカスカしたり、こもったり割れたり悪い方向へ振り切る。

いったい何が違うとこうなるのかと聴いていると、とりあえず低域の処理が全然違うことに気付いた。
A7Xはきれいにまとまってて、ブーミーな音源でもそれほど気にならない。
8040では、濁ったまま再生されている。

かわって、リファレンスに持って行ってるフェイゲンとかを聴くと、A7Xより8040のほうがスッキリ聴こえる。
定位感が格段に上がる感じです。

やはり自分の主観だけで決めるのは不安があるので、他の人のレビューも参考にさせていただきましたが、なかでもどちらもちゃんと使っている人がレビューしていて、分かりやすかったのがこのビデオです。

ADAM A8X, A7X と Genelec 8040A のレビュー


この方、Ableton Live のオフィシャルトレーナーさんで、主なジャンルはEDMですが、ただ単にキックの低域を確認したいからってわけではなく(笑)、A7Xと8040Aではコストの差以上に価値があるということを言ってます。
A8Xは低音がタイトでなく濁って埋もれてしまう、A7Xはフラットではなく味付けたおつかれさんスピーカー、なので、GENELEC 8040Aを選択したよってなレビューですが、毎日のようにシリアスに使ってる方のレビューは参考になると思います。

あと、
GENELECのテクノロジーからその歴史まで大変詳細に説明している公式動画があったので貼っておきます。


ブログを書いていて、新しいMシリーズの紹介ビデオがありました。
動画の雰囲気もよかったのでご紹介♪



長くなりましたので、続きは次の記事にします。


番外編として、評価の高い動画というか話を紹介させていただきます。
(音声は英語ですが翻訳などで対応願います。)

よくある3つの間違い ホームスタジオの機材について


いい音楽を作るためにはいい機材が必要(?)、とどのつまりはプロスタジオと同じような環境を自宅に構築すればいいのか? いやそうじゃないよ、もっと大切なことを忘れてないかい?ってことで、過度な機材投資についての無駄や、音楽制作のピュアな部分について核心を突くように語ってくれてます。
バイアスがかかった自分が少しフラットになる気がするちょっとイイお話だと思います。



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