今回の講義内容は「テレビの衰退と動画メディア」についてです。

 

1998,9年頃は『深夜割』といって、ネットの使用料が夜中(23時〜)なら安かった時代でした。

しかしパソコンが一般家庭に普及し始め、インターネットを使う人が増えてくると使う時間が徐々にテレビを見ていた時間帯にずれ込みはじめます。

するとネットとテレビの利用時間が重なりテレビのネット敵視がはじまります。

テレビではネットやスマホを批判するような報道が目立ちます。

最近で言うと「ポケモンGO」のながらスマホによる事故を取り上げポケモンGOユーザー、スマホユーザー批判します。懲らしめます。

 

今ではスマホの普及から、移動時間までもスマホで動画を見ています。

かつては、通勤通学時間に電車でガラケーでテレビ(ワンセグ)を見ていましたが、今では通勤通学時間に電車でスマホでYouTubeを見ています。

 

アメリカでは2013年にパソコンがテレビに勝ちました。

ドイツでは2017年、日本では2018年にテレビとパソコンが逆転するのではないかと言われています。

2020年の東京オリンピックの頃には完全に逆転していそうです。だからテレビ局は高いオリンピック放送権を払うため、日本にオリンピックの感動を伝えるため…ネットとの対策を練る必要があります。

 

昔は映画がテレビを敵視していました。しかし今ではテレビで映画の番宣をしたり、テレビでその映画の特集をしたりと映画とテレビが融合したことで映画は衰退することなく現在も人気です。

これにならってテレビとパソコン、スマホ(動画サイト)も融合したりして新しい形を見つけるべきです。

 

2005年にYouTubeが誕生し2007年に日本語化しました。

2006年にブログ等に貼り付け簡単に見られるAPIを公開、同年Googleが買収。

2010年はGoogleアドワーズ広告を開始し、黒字経営になりました。同年7月には投稿できる動画が10分から15分に延長されました。

 

2010年11月に尖閣諸島での動画がアップされ、翌日には各テレビ局がそのYouTubeの動画を使って報道しました。

 

尖閣諸島の動画がYouTubeに上がったことによって、YouTubeからテレビへと言う形が生まれました。
YouTubeの普及によって近年ではYouTuberと呼ばれる動画配信者が人気を集めています。
YouTubeのチャンネル登録者数はテレビ関係で
1位 エイベックス
2位 AKB 
3位 ワーナーミュージックジャパン
となっています。それに比べてYouTuberのランキングが
1位はじめしゃちょー
2位HIKAKIN
3位木下ゆうか
となっています。
最近の若い人はテレビではなくこういったYouTubeの動画を多く見ているためYouTubeに出ている人の方が有名人になりつつあります。
日本で最もチャンネル登録者数が多いはじめしゃちょーを例に出すと…
YouTubeの動画は1,190本、再生回数が27億回です。
1回再生するごとに0.1円の利益が生まれます= 2.7億円稼いでいるという計算になります(2016年10月時点)
企業がGoogleに広告費を払いGoogleがYouTuberに報酬を払うと言う形でお金が回っています。
 視聴者が出てくる広告をクリックすることによって広告主からYouTuberにお金が入ります。
2012年10月にYouTubeの動画のダウンロードが違法になりました。ダウンロードすると2年以下の懲役または200万円以下の罰金が課せられます。
最近では人気コンテンツのほとんどがYouTuberの動画ですがひと昔前まででは人気コンテンツのほとんどがテレビ番組の違法アップロードだった時代があります。著作権侵害にあたるため今では繰り返しそのようなことをするアカウントは動画がすべて消されアカウントが停止になります。
2012年秋にはYouTubeで字幕表示、自動翻訳、文字起こしが開始しました。これができたことによって海外の動画を日本語で見れる、日本の動画を海外の人が理解できるということになります。しかし字幕や翻訳は多少あやふやなところがあります。技術は進化しているのでこれからもっと正確に翻訳される日が来ると思います。

 

 

2012年から2013年にかけてYouTubeは大きく進化しました。まずYouTubeとGoogle +の連携が始まりました。次に再生回数より再生時間を検索結果の評価に重視することになりました。多くの人が最後まで見てくれた動画が評価されるんですねー。
YouTubeの再生回数をビルボードチャートに反映することも始まりました。
しかし2013年ごろから雲行きが怪しくなります。
YouTubeもライブ配信ができるようになりました。また2013年5月よりYouTubeの有料チャンネルの配信が始まりました。2015年10月には広告なしの有料サービスYouTubeREDが始まりました。
しかしどれも思うようにいかず有料チャンネルやYouTubeREDは未だ日本に進出していません。
生配信もその他の動画メディアより出遅れた感があります。
近年では危険な行為をしたりお店や他人に迷惑をかけるバカなYouTuberも現れ炎上、逮捕者が出るほどです。
呆れます😪

皆さんはスティーブ・ジョブズのiPhoneのプレゼンや、ジャパネットたかた社長のテレビショッピングを見たことがあるでしょう。
これらのように社長が自分の会社の製品を語れる企業は意外と少ないです。また社長の顔が見える企業には投資したくなり株価も上がっています。就活生のみなさんは社長の顔が見える企業をお勧めします。
YouTube動画からウェブサイトへ誘導するリンクが晴れるようになったり終了画面をつけることができるようになりました。

また視聴者維持率というものがあり、詐欺動画だったりすると15分のうち2分で視聴率が急降下します。一方、操作説明やいくつかの項目を先に上げて話すまたは飽きさせない工夫そして何よりも優良なコンテンツだと視聴率は高いまま維持されます。


最後にアンパンマンの映画のラストを見て終わりました。惹き付け方とみんな笑顔でほっこりさせるラスト、やなせたかし先生のメッセージにしびれました。

 

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横田先生のサイトもチェケラ

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