食品安全近代化法 上院510法案 とTPPについて その1 | コミパチのブログ(ひとり放射能から子供を守る会岩槻)

食品安全近代化法 上院510法案 とTPPについて その1

私が この法案の事を知ったのは 5月か6月頃だっただろうか、ネットで色々とサプリメントを探している時だったと思う。

EUでのサプリメントに対する規制の記事から 食糧危機の記事などを見て回っている時だった。



転載ここから

http://tamekiyo.com/documents/healthranger/bill510.html

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内容紹介・訳者メモ

米国で食糧価格が高騰しているという報道もあり、いよいよ「食糧危機」の演出に向けて舞台準備が整ってきたようである。食糧危機に対応する確実な方法は、自分で食べ物を栽培することであるが、今回の記事は、その最後の手段も奪っておこうという法律の話である。

食糧価格を高騰させるには、需要と供給の価格決定メカニズムからして、需要を増やすか供給を減らすかである。人間が食べる量には限度があるので、需要が急増することはないだろう。あるとすれば「供給不足」による価格高騰である。「供給不足」は、気象操作、「戦争」や「テロ」などによる流通の阻害、食品に病原菌が発生したなどという衛生上の「問題」を作るなどして、人為的に実現できる。

価格が高騰した場合、高くなった食糧を入手できるのは、一定の経済力を持つ人々に限定され、貧困層は食べ物が入手できなくなる。そうすれば米国に内乱が起き、米国・ドルを崩壊させ、世界政府へと着実に進める手段にも使える。今回の記事にも、米国の食糧主権をWTOに明け渡すことになるとある。もちろん「食糧危機」のプロセスを通じて、グローバル・アグリビジネスの遺伝子組み換え食品の独占が一層進むことになる。

そんな中、奇妙にも、日本では米の価格下落で農家が苦境にあるという(低米価政策へ転換する本当の理由 、農業協同組合新聞)。TPPが話題になっている(TPPについて考える 、THINKER blog)。何ともアグリビジネスに都合の良い話ばかりだ。

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家庭菜園と種子の自家貯蔵を違法化する食品安全近代化法の票決迫る!

Senate Bill S 510 Food Safety Modernization Act vote imminent: Would outlaw gardening and saving seeds

マイク・アダムス(ヘルスレンジャー)

By Mike Adams, the Health Ranger

2010年11月16日


上院510法案「食品安全近代化法」 (Food Safety Modernization Act)は、

「米国の歴史で最も危険な法案」と言われている。

この法律により、人々が食べ物を栽培し、売買し、輸送する権利に対し、米国政府は新たな権限を得ることになる。

ビッグブラザーに、あなたの家庭菜園のトマトを取り締まる権力を与えることになるのだ。

直売所でキュウリを売る人を逮捕・投獄する権限が認められることになる。

連邦政府の独裁的な規則を遵守せずに有機製品を輸送すると犯罪になる。

「これは、人々が自由な選択によって農産物や食べ物を耕作、売買、消費することに対し、最も攻撃的な権限になるだろう。

憲法に反するだけでなく、自然法にも反している。もっと言えば、神の意思に反している」とカナダ・ヘルスの告発者Dr.Shiv Chopraと述べている。

(http://shivchopra.com/?page_id=2 )


この暴政的な法律では、全ての食糧生産(家庭菜園で作った食べ物も含む)が国土安全保障省の管轄下になる。

かの全裸スキャナーで乗客に痴漢行為をしているTSA(運輸保安局)を所轄しているのと同じ国土安全保障省である。


この法律により、家庭菜園でレタスを栽培し、地元の直売所で販売しただけで、重罪犯人(密輸業者)として逮捕する権限が米国政府に与えられる。

また、これにより、米国は、世界貿易機関(WTO)と国際食品規格(Codex Alimentarius)に自国の食糧供給に関する主権を売り渡すことになる。


さらに、種の貯蔵も犯罪になり(http://foodfreedom.wordpress.com/20... )、代々受け継がれた種を貯蔵して家庭菜園をしている人は一般犯罪者になってしまう。

これには、明らかに、モンサントなどの企業に種子を独占させる意図がある。

小規模な食品生産者に不当な書類作成の負担を課して廃業に追い込み、食糧供給の能力を大規模な多国籍企業に一層移すことになる。

この危険な法案についてもっと知っておくために、Wordpressの「食品の自由」ブログを読むことをお勧めする。http://foodfreedom.wordpress.com/20...


更に詳細については、法案510を説明しているNaturalNews.TVにある次の優れたビデオをご覧いただきたい。

http://naturalnews.tv/v.asp?v=9209B...

いま行動を起こさなければ、自分で食べ物を栽培できなくなる

「シチズン・フォー・ヘルス」の嘆願書に署名しよう。

http://www.citizens.org/?page_id=2312

今すぐ! 本当に重要だ。

これに加え、Cornucopia Instituteは、最近になって、緊急行動を呼びかける電子メールを発信した。次の情報が含まれている。(http://www.cornucopia.org/2010/11/a... )


上院法案510に抗議する方法(略)

あなたは、「食品安全近代化法」に全面的に反対していること、そして、この法律は、アメリカの食糧の未来を破壊し、自由を潰す破滅的な法律だと主張しておくべきだろう。

すでに百年近く前に、アメリカは通貨供給の権限を連邦準備制度に明け渡し、喪失している。また、アメリカは、医療産業と「病気から利益を得る」策略のため、健康も喪った。そして、今、我々は、上院法案510が通過するならば、自分で食べ物を育てる権利、自分自身で種を保存する権利も喪失しようとしている。

これは、アメリカ国民を暗黒時代、栄養失調の時代に押し込む、危険で暴政的な法律である。我々の食糧を作ってくれている多くの人々を犯罪者にし、食糧生産を更なる企業独占に変える法律である。

今すぐに上院議員と連絡をとり、この法案に強く反対していることを伝えてほしい。

(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)


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追加の記事

http://tamekiyo.com/documents/others/s510radyananda.html

政府が「食べ物の自由」を奪う~食品安全近代化法の修正案はブタに口紅~

The Food Safety Modernization Act: The US Government's Assault on "Food Freedom"

レイディ・アナンダ

By Rady Ananda

2010年11月23日

食品安全近代化法(Food Safety Modernization Act、上院510法案)に対する反対派の意見も操作されており、テスター修正案によって、可決されるべき法律に昇格したような印象をアメリカ人に与えたがっている。

テスター修正案は、頭部の傷にバンドエイドを貼るようなものである。

米国史上で最も殺人的(リーサル)な政府機関〔訳註:FDAのこと〕が、農場から食卓まで食糧供給の支配を握ることを、この修正案では止めることはできない。


現在、巨大アグリビジネスが510法案に反対しているが、我々は引き続きこの法案に反対しなければならない。これは連邦政府による食糧の自由への攻撃である。


アグリビジネスは、テスター修正案に盛り込まれた適用除外には、常に反対してきた。

アグリビジネスが反対している現在の510法案にはこれが盛り込まれた状態であり、彼らはわずかな競争の余地さえ残したくないことが明白になっている。


だが、この修正案により、アグリビジネスが突然510法案に反対し始めたことで、人々は510法案に間違った安心感を抱くように誘導されている。


テスター修正案は、ブタ(貪欲な人)に口紅を塗るようなものだ。依然としてブタはブタであり、始末しておく必要がある。


テスター修正案は、まったく十分な内容ではない。ドルが崩壊すると、一年当たり50万ドルがどれほどの価値になるというのか? 50万ドルとは、この修正案で適用除外となる食糧生産者の収入限度である。

そして、適用除外といっても、食糧安全計画の提出義務を免除されるだけのことだ。

法案にあるそれ以外のことは、適用除外にならない。

小規模な生産者は、510法案で提案されている過激な規制によって全滅することになるだろうし、適用除外にならない中規模の生産者もそうだろう。

歴史は繰り返す。

中小規模の食肉加工業者は、食品安全を擬装して採用されたビル・クリントンのHACCP計画( Hazard Analysis Critical Control Point)〔原材料の仕入れから、調理、保管、出荷までの食品製造工程全般において、いくつかの重要管理点を設定し、病原菌や異物の混入などの危険を発見・分析・記録していく食品衛生管理システム〕によって滅びた。

だが、それで食肉が安全になったわけではない。食肉加工業者の数が減った(独占が進んだ)だけである。


Michael Vail(Blacklisted Newsの編集長)は、食品の兵器化のことを述べている。「兵器としての食糧と言えば、我々に供給されている食糧で遺伝子実験が行われていることを考えてみるべきだ。

最近、バイオテクノロジーが立ち上げた数多くの団体が、コメにコレラのワクチンを入れ、アフリカ人を実験ネズミの代わりに使っている。

クローン牛や、毎年のワクチン製造のために遺伝子組み換えされた牛のTボーン(骨付き)ステーキを食べてみたい人はいるだろうか?」


マイク・アダムス(Mike Adams)は、FDAがアメリカ国民の食糧供給を「保護」する政府機関では間違ってもないことを示すために、FDAの行動をまとめている。

「FDAは、世界の歴史で発生したすべてのテロ事件の死者数合計よりも、はるかに多くのアメリカ人の死亡の原因となっている」と述べ、何万人もの死者をもたらしたFDAが承認した医薬品の事例をいくつか挙げている。

その一つ(Vioxx)だけで、ベトナム戦争で死亡したアメリカ人よりも、多くの人々が殺されている。

また、FDAが、巨大製薬会社の利益のために、自然療法の情報源が発信する栄養情報を犯罪扱いしてきた経緯を示している。

さらに、「FDAは、米国の歴史で存在した最も致死的な政府機関」であり、「過去20年間にわたり、FDAは、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、さらに昔の南北戦争まで合計した死者数以上のアメリカ人を殺してきた」と述べている。


また、FDAは、ナノ粒子を食品に入れることも承認(規制の対象にしない形で)している。ナノ粒子は、1メートルの10億分の1である。この微小な粒子は、血液脳関門を突破することができるため、深刻な健康リスクを抱えている。

健康への影響を検証することなく、そして食品の安全に奉仕することなく、FDAは、こうした混入物が食品に入ることに目をつぶっている。


510法案の「食品安全近代化法」という名称であるが、FDAにとって「近代化」という言葉には、医薬品(抗生物質など)、化学物質(塩素など)、他の生物の遺伝子、その他企業が利益のために新たに製造する物質なら何であれ、こうした物質を全食糧供給に混入させるよう全国民に義務付ける意図がある。

食糧生産者に農薬の使用が強制され、それを我々は食べることで害を被ることになる。

照射殺菌が強制され、それが全生産者が従うべき「安全」基準になるだろう。

510法案の追跡可能性(生産履歴管理)義務では、ナノ・トレーサーなどの技術(機器)を食品に組み込み、人間の胃の中の食品の生産履歴が追跡できる状態にすることが示唆されている。

この暗黒のシナリオがすぐさま実行されることはないとしても、食品追跡義務に必要な書類作成の負担によって中規模の生産者や流通業者は壊滅的になるだろう。

あなたの私的なフード・クラブの顧客リストを、(FDAが利益を代表する)競争相手に差し出さないといけない状態を想像してみてほしい。

何十億ドル規模の巨大企業が、妨害して、あなたの小さな事業を駆逐するのは、いとも簡単ではなかろうか?


510法案により、自然の正常な食品は、犯罪になる。すでに現在でも、ライト・カウンティ・エッグ(Wright County Egg)のような大企業が何十年も汚染食品を販売するのを放置しておきながら、自然食品の生産者や流通業者に食品の強制捜査が入っているので、これはわかったことだ。

FDAに更なる16億ドルが与えられ、完全な食糧支配権が与えられるのを待つまでもなく、この「正常な食品との戦争」はすでに始まっている。


情報操作された反対派がテスター修正案で510法案の問題がすべて解決されるとアメリカ国民を説得しようとしているが、多くの「食品の自由」活動家は、これが煙幕に過ぎないことに気付いている。

編集者に届いた一通の手紙は、「私の凍てついた手からカブを奪い取るがいい」と題してあった。大々的に喧伝されている「適用除外」は、510法案が持つ以下のような数多くの深刻な問題から目を逸らすものである。


・食品安全の本当の問題の解決になっていない。本当の問題は、中央集約、工業化された食品供給体制にある。

・国際条約、貿易協定が、国内法よりも優先されることになっている。

・食品の生産・流通がなされる文化的に適切な法的基盤を州が決定する権限を奪うものである。

・食品規制の執行権限をFDAから国土安全保障省に移すことになる。自由を抹殺し、子供に性的いたずらをするTSA(運輸保安局)を所轄し、ハリケーン・カトリーナの被害では悲惨な対応を行い、メキシコ湾で継続中のBP災害からは目を逸らした(これは大量虐殺に相当する行為)国土安全保障省である。

・失敗し、破滅をもたらしたHACCPを全食品に拡大するものである。HACCPが食肉製造に対して行ったこと(中小規模の食肉加工業者が排除された)が、全食品に拡大され、地域の食糧生産や農業に対してなされる恐れがある。

・FDAの権限を大幅に増強することになる。FDAは、公式記録された発表で、アメリカ国民には「自らの身体の健康に対する基本的権利」は無く、「希望する食品を入手するという基本的権利は無い」と述べた政府機関である。


あなたは、自分のダイアモンドを、そのダイアモンドの所有権があなたには無いと考えている他人に預ける気になるだろうか? 明らかに、FDA(特に510法案)は、「フル・スペクトラム・ドミナンス」(完全支配)として知られる計画の下に推進されている全体主義的な警察国家の要である。


最後に、我々を騙して押し付けようとしている、この食品「安全」法の制定の背後には、モンサントがいることを忘れてはいけない。

米国の農務長官が、かつて、「バイオテクノロジーの支配人・オブ・ザ・イアー」とあだ名されたことを忘れてはいけない。

オバマ大統領が、GMOと農薬の推進者を米国の農業貿易代表に任命したことを忘れてはいけない。

また、オバマが、モンサントの擁護者エレナ・ケイガン(Elena Kagan)を米国の最高裁判所判事に任命し、元モンサントの弁護士クラレンス・トーマス(Clarence Thomas)と一緒に裁判所に座っていることも、忘れてはいけない。


ウィリアム・イングドールは、その著”Seeds of Destruction”(邦訳は、『ロックフェラーの完全支配・アグリスーティカル編』 )で、「一九七〇年代半ばに、ロックフェラー家とその組織の子分ヘンリー・キッシンジャー国務長官は、食糧を支配すれば、人々を支配できると語った」と警告している。


その同じ顔ぶれが、食品の「安全」を装って、そのような支配権力を握ろうとしている。

決して誤解してはならない。FDAと510法案のような法律は、食品を「管理・支配」するためにあるのであって、「安全」のためにあるのではない。

もし安全のためならば、家畜の集中給餌操業を禁止する法律が制定されるはずであり、抗生物質の無差別な使用が禁止されるはずであり、農薬やBPAが禁止されるはずである。

だが、そうなっていないのは、FDAがもはや食品安全のための組織ではなくなっているからである。

FDAは、完全に巨大製薬会社、巨大食品会社、巨大化学会社に生け捕りになった連邦機関なのである。


現在、アグリビジネスがテスター修正案に反対しているからという理由で、マスコミや食品団体が510法案を支持すべきと主張しているのは、多くの人々を騙す行為になる。

そうではなく、我々はしっかりと意志を強固にして510法案そのものを拒否すべきである。


上院の票決は、今後数日内になされる予定である。The Atlantic にコメントを書いて、なぜテスター修正案があっても我々が510法案に反対しているのか、Marion Nestle〔訳註:食品安全の観点からこの法案に賛成しているおめでたい栄養学者のようだ〕に教えてあげよう。

それよりも、上院議員に伝えることが重要だ。


(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)

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さらに追加記事

http://tamekiyo.com/documents/healthranger/510passed.html

激しい抗議にもかかわらず、食品安全近代化法が上院で可決

Despite massive protests, US Senate passes S 510 Food Safety Bill

マイク・アダムス(ヘルスレンジャー)

By Mike Adams, the Health Ranger

2010年11月30日

食糧を抑圧する新法、「食品安全近代化法」が本日(11月30日)、米国上院で可決された。この法律により、FDA(米国の食品医薬品局)には、農家や食糧生産者を犯罪者にし、監獄送りにする広範な権限が新たに付与される。

そして、食糧汚染の本当の原因(工業化された畜産)を解決することは何もなされない。(畜産は、FDAではなく、農務省の管轄)


票決は賛成73:反対25で可決した。今回の討議では、トム・コバーン(Tom Coburn)議員(共和党、オクラホマ州)が、偉大な「理性の代弁者」として登場した。

最後の土壇場で、この法案の規模の縮小を試みた彼の修正案は、今朝、廃案になった。


公式な投票結果は、ここにある。http://www.senate.gov/legislative/L...

注目すべきことに、民主党は誰一人としてこの法案に反対していない。


この法案は、当初案では、欧州の法律と「調和」することを通じて、大半の栄養補助食品(サプリメント)を違法化するはずだった。

また、近隣の人々に生乳(無殺菌牛乳)を販売する農家を禁固10年にする権限が与えられるはずだった。

最後の土壇場でなされた修正のおかげで、最終的にこの二つの条項は、法案から除外されたが、ここの部分にそもそもこの法案を書いた人間の警察国家を志向する精神構造が見事に現れている。

法案の起草者は、食糧、菜園・果樹園、生の牛乳等々、すべてを政府の完全支配下におさめる意図を持っていた。


米国の上院議員がいかに食糧のことを知らないかわかってもらえると思うが、ニューヨークタイムズの報道によると、上院の関係者がこの法案について議論するために集まったとき、彼らはスターバースト(Starburst)のキャンディとジェリービーンズを食べたがった。

「協議の最中に、参加者(ほとんど女性)が、近所の食品マーケットに現地調査に行き、ある共和党のメンバーは民主党のメンバーに高級ステーキの買い方を教えた」とニューヨークタイムズは報じている。


つまり、基本的に「死んだ食品」、動物製品、キャンディを食べる女性集団が協議した食品暴政法が新たにできあがったわけである。


どうりで理解できないはずだ。レタスなど生鮮食品の汚染は、工業化された畜産(ファクトリー・ファーム)が原因であり、生鮮食品の農場に原因があるのではない(大腸菌は、動物の消化管の内部でのみ繁殖できる。植物ではない)。


「小規模農業」の適用除外はすぐに無意味になる

テスター修正案により、この法案の暴政的な条項から一部の小規模農家を適用除外にすることができた。

現在記載されているように、これによって、主として地元に食品を販売し、50万ドル未満の食品売上の小規模な農家は、適用除外になる。


だが、上院議員たちは、連邦準備制度が「偽造紙幣」を印刷し続け、ドルが減価し、大幅な食品価格の上昇になった場合のことは、考えていない。

現在10万ドル相当の食糧を生産するだけの二人で農業を営む小さな農家であっても、急激にドルの価値が落ちていけば、すぐに50万ドルを超えてしまうだろう。

〔訳註:50万ドルは現在の為替レート80円として4千万円に相当する〕


こうして、連邦準備制度の偽札作り活動が、さらにアメリカを破壊し、小規模農家をFDAの圧政下に置くことになるだろう。


次は、下院との調整委員会で法案を無力化しよう

今後、この上院バージョンの法案は、昨年可決した下院バージョンの法案と内容調整することになる。この調整委員会で、両院の法案のズレを解消するわけである。


民主党は、選挙後の死に体状態のため、連邦政府の権限縮小を図る共和党の邪魔が入らない内に、この調整を終えたいと急いでいる。


下院の民主党議員には、何ら調整を求めることなく、上院で可決されたままで通せばよいと言っている人もいる。年内に決着をつけるために急いでいるのだ。

NaturalNewsなど「健康の自由」を求める団体は、このプロセスで戦いを展開し、〔年明けに〕新議会に切り替わり、多少なりとも常識ある議論ができるようになるまで、法案を引き止めておきたいと考えている。


怪獣にエサを与えないでください

大統領が署名すれば(確実に署名するだろうが)、この食品安全近代化法は、我が国の歴史で最も危険な怪獣の一匹に更なる権限と資金を与えることになる。

FDAのことだ。これまで米国が関与した全戦争の被害者よりも多くのアメリカ人を殺してきた政府機関である。(http://www.naturalnews.com/030461_S... )


すべての人々を新たな巨大政府の暴政に服従させながら、食中毒から若干の人々を救うという発想は、実に嫌悪すべき紛れもない悪事であり、米国の建国者たちが現在「この自由の地」で起きていることを見れば、言葉を失うことだろう。新鮮な牛乳が犯罪? 冗談でしょう・・・

だが、彼らは冗談でやっているわけではない。

FDAは、ビタミンの会社を襲撃し(http://www.naturalnews.com/021791.html )、栄養補助剤のメーカーを逮捕し、ステビアのレシピが掲載された本の破棄を命じた政府機関である。

医薬品業界のあからさまな噓と詐欺を促進しつつ、サクランボやクルミなどの自然食品に関する科学的真実を検閲する政府機関である。 (http://www.naturalnews.com/029698_c... )


そして今、FDAは、その不正行為の功績で、更なる権力・権限を与えられようとしている?


これがワシントン(米国の政治)の仕組みである。政府はいつも国民を救うために存在していると思っている。

民主党は、国民の子守をして面倒をみる大きな政府を望んでいる(対して、共和党は、国民の負担で裕福な金融業者を救済したいと思っている)。


だが、結局のところ、こうした人々は、アメリカの歴史を忘れ、憲法と建国の理念を破棄した専制君主に過ぎないのである。


私の言葉を記録しておいてほしい。今から5年もすれば、「食品警察」として武装したFDAが全米に勢力を展開し、農業者を逮捕し、レタス栽培者を監獄に入れているだろう。

そして、人々は愕然とした状態で、「どうしてこんなことになったの?」と不思議に思っていることだろう。

だが、その答えは、あなたである。あなたが、大きな政府に食糧供給を支配するのを許したのである。

そして、大きな政府というものは、常にもっと大きくなりたがることも、知っておかないといけないだろう。

常により大きな権力を求める。もっと権威を、もっと資金を求める。そして、アメリカ国民を支配する独裁者として機能するために、もっと多くの口実を必要とする。


愛国者法(Patriot Act)と基本的人権の関係が、食品安全近代化法と食糧供給の関係と同じである。

我々は全力をあげて、この法案が法律になるのを阻止しなければならない。

さもなくば、我々は、食品独裁体制の下で市販が許可される食品(死んだ食品、燻蒸消毒、放射線照射された食品)で生きていくしかなくなる。

今回の件には、最初から「食品に放射線照射する陰謀」があった。(http://www.naturalnews.com/023015_f... )


本物の食品がすべて犯罪になり、違法化されれば、「ソイレント・グリーン」 あるのみだ。それほど遠くない将来かもしれない。


(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)

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転載ここまで



ここまで読んでいただいて ありがとうございます。

この510法案とEUでのサプリメントの禁止、遺伝子組換食物の解禁、TPPに絡む農業、医療の問題(営利病院、ワクチン、健康保険制度)、新型インフルエンザなどは 別の問題のように思えて、実はすべてが つながっていく 


今日は長くなりましたので、次回に書きたいと思います。

そのブログを転載します。 すごく長いので 興味のない方はスルーしてください