古民家で時おり見られる一枚板の板張り。この古民家では幅が1m位の松の板が使われていました。1mの板を取り出すには、それ以上の大きさの松が必要です。そんな巨木が身近に普通にあったのです。今では、なかなか手に入れることは出来ない貴重な木材が多く使われています。世間では、古くさいからといって簡単に処分されています。古民家を解体しなければならない場合でも、もったいない精神で今一度見直してみてください。使えるものは使うことが、地球環境にとっての優しさです。先祖の皆さんが大変な想いで守り維持してきた住まいへの思いやりでもあるのです。