古民家に使われている木材は、海水に数ヵ月から数年間浸した木材を使用することがあります。建てた後に害虫から守るために行っていました。しかし、長い間海水に浸していると、船喰虫が寄生し巣を作ってしまいます。ゴカイに似た殻を持った虫で木材に穴を開けて巣を作る船造りにとっては厄介な虫です。古民家に使われている木材にも、時々、その船喰虫が寄生した穴がある木材を見ることがあります。水洗いしても未だに塩が吹き出ています。とても興味溢れる面白い木材です。








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古民家のあたり前

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古民家鑑定をする事で状態が分かります。何かしらの修繕やリフォームなどを計画する上で参考にもなります。実際に計画し予算立てしてからの施工は、在来工法の住まいとは違い、期間が必要となるのですが、一般的に完成を急ぎたくなるのも事実ですが、古民家は時間をかけて造られてる住まい造りです。そのため、修繕にしてもリフォームにしても通常よりも時間がかかるのはあたり前なのです。そのあたり前を理解して頂かなければ、良い仕事は出来ません。それが古民家なのです。

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人にとっての住まいとは

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「住まい造り」が今では「住まい作り」。「家を建てる」が「家を買う」。「大工職人による墨付け手刻み加工」が「大型機械によるブレカット」。「100年住宅」が「30年住宅」。そのため、大工職人や左官職人が激減していて、10年後は殆ど居なくなる状況です。現代住宅が日本人にとって良い住まいなのでしょうか。目先の便利さよりも、心が安らぐ居心地が良い住まい造りをしましょうよ。古民家風の宿泊施設やショッピング・喫茶室・食事処等、多くの人が求める空間は、外国人でも日本人にとっても心の故郷なのです。今一度、見直してみては如何ですか。







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家造りは図板があってこそ

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木造住宅の家造りで重視しなければならないことがあります。木は、自然乾燥材を使い職人による墨付け手刻み加工をし、真壁構造とすることが日本の住まい造りです。その墨付けをするときに必要なのが「図板」です。図板は、設計図と同じですが、詳細までは書き入れていません。棟梁の頭のなかにあるからなのです。昔は、寸法基準が尺貫法だったのですが、今では、メートル法で書き入れます。図板で家が造られていくのです。



古民家には、吟味された木材が使われています。只々、古いからでは済まされません。古いと言っても、使われている木材の強度は最高に良い状態です。これから先、まだまだ100年以上もの間保ち続ける木材ばかりなのです。ましてや、これほどの木材を新しく手にいれることは、容易いことではありません。大切にしていきたいですね。