ブログネタ：この夏に観たもの、読んだものの感想
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常連さんには「またかよ」と言われそうですが、これしかないです。
- “文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)/野村 美月
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はい、「文学少女」シリーズです。ＡＳＵＫＡのマンガを読んで気になり、１冊目を買って見事にはまりました。現在「月花を孕く水妖」を読んでます。
簡単な紹介を書くなら、物語を食べてしまうくらい愛している自称“文学少女”の天野遠子先輩が活躍するミステリー、でしょうか。（スミマセン紹介ヘタで；；）ちょっとこの画像では分かりにくいんですが、本当にヤギの如くバリバリと食べます、彼女。しかも話の内容などで味が全く違って感じるんだとか。
物語は有名な名作文学が必ず深く絡んでいて、しかも話の途中で遠子先輩が他にも様々な物語に関するウンチクをベラベラと語るんで、本編中に名前だけ出てくる作家や小説の名前はかなりの数です。
しかも遠子先輩は物語を食べるんで、ウンチクを語るときは物語が必ず何かの「味」で表現されていてそれも面白い。
個人的に笑ったのが、
「一握の砂」→大根と人参のなます（「穢名の天使」より）
「高瀬舟」→そばがき（「月花を孕く水妖」）
この２つはビシッと自分の中ではまって笑いましたｗｗ
肝心のストーリーですが、。不可解なこと、奇妙なことが起きてそれを調べていくうちに事件に深く巻き込まれるという展開です。話の途中で必ず挿入された文章があるところは、クリスティの「ＡＢＣ殺人事件」を思い出すんですが。あれも結構好きだな、私。
今度アニメ化もされるらしいんで、現在キャストがヒジョーに気になってます。メイン２人も当然ですが、千愛ちゃんが特に。（既読の人にしか分からない話）