クスコを見下ろすサクサイワマン遺跡を見学に行って、市街を見下ろす山の斜面にVIVA EL PERU(ペルー万歳)と大きく書かれたのを見つけた。

それを説明していたガイドのロナルドくんは、「ぼくが小さいころ、あそこにはハンマーと鎌の印があったんです」と言った↓※上の写真を見やすく拡大したものが下

ソ連みたいなシンボル?いったい何を表していたのだ?

しらべてみるとそれは、今でいうテロ組織の「センデロ・ルミノソ」のマークだった。彼らはもともとは社会主義を標榜する政治グループだったのである。※下のリンク参照

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%BD

 

国内治安が確保されず、地方都市がテロ組織によって支配されていたとは聞かされていたが、まさかクスコがそんな状態だったというのは驚きである。

 

フジモリ政権の成立後、治安回復に成功。

センデロ・ルミノソのシンボルが画かれていた場所は「ペルー万歳」に替えられたのだった。

 

これは、ただきれいな眺望というだけでなく、やっと手に入れた平和のシンボルだったのである。