アメリカの入国に、何の書類も書かなくてよかったのははじめてだった。
入国係官にひとりひとり対面せず、自分で機械を操作する。いままで税関申告書で回答していた質問にも、機械に回答する。

指紋の認証も、顔写真の撮影も、その場で行われ、下の様な紙が印刷されて出てくる。
newESTA 
日本人観光客の入国にはVISA免除プログラムESTAが導入され、ずいぶん楽にはなったが、それでもかなり時間がかかる。この機械システムの導入で早くなればよいのだが・・・

予想通り、機械が指紋をよみとるのもすんなりとはいかないし、表示される日本語もすこぶる分かりにくい。「ドキュメント」というのが「パスポート」の事を指しているということを、日本人の観光客はすぐには理解できなくて、まごまごする。

こういうお役所仕事の翻訳がツカエナイというのは、どこの国も同じようであります。
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本日、《手造の旅》ニューメキシコのスタート。
まずは、テキサス州の最南部、リオ・グランデをはさんでメキシコに接するエル・パソの空港に午前11時過ぎに到着した。

スペイン時代に建設された、布教と侵略と入植の拠点、ミッション・トレイルをめぐった。