「クマちゃん、おなかがへっているみたいだったからサンドイッチあげたんだ」

と、無邪気にレンジャーに話した人がいた。

whokillsthebear


翌日、そのクマは、別の観光客のバックパックを引き裂いて中の食べ物をあさった。

すぐに、レンジャーが麻酔銃でクマを眠らせて保護区の外へ運び出した。

その時は殺されなかったこのクマだが、多くは再びもどってきて人間の持ち物を狙い、必ず殺されることになる。

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これは、グランドティトン国立公園の、いかにもクマがでそうな人けのないキャンプ場にあった看板に書かれていた、あるクマのストーリー。


トレイルを歩く時に出会うのは怖すぎるが、クマちゃんを見てみたいと誰もが思っている。でも、ぜったいにエサをあげてはいけない。ぜったい、近くに寄りすぎてはいけない。可愛く見えても、ここにいるのはぬいぐるみでもアニメでもありませぬ。


「エサをもらったクマは死んだクマ」という言葉も書かれていた。