公家衆和歌入り高蒔絵尺八

※一管に尺八制作者 蒔絵師の名と和歌三首の作者名、筆跡の違いを高蒔絵で描写。

孝明天皇、公家朝廷の注文品か!!

あしたづの わたるるこえも まつかぜも

ちよのしらべを そえてふくらむ(ん)

【ただひろ】~近衛 忠煕~

 

さしのぼる おのえのつきに きこゆなり

くものいづこの さおしかのこえ 

【ただやす】~中山 忠能~

 

あけすます かせのしらべに くれたけの

ふしおもしろき こえをきくかな 

【さねなる】~三条 実愛~

 


 

あしたづ・・・・・・・・・鶴の事

棹鹿(さおしか)・・・・・神鹿(しんろく)、鹿の事

くれたけ・・・・・・・・・尺八の意

描金・・・・・・・・・・・蒔絵の事


虚空山玉堂のブログ-虚無僧尺八を聞

虚無僧尺八を聞
幻の名曲「大菩薩」~音樂を破った音樂~


時間:1日2回 約1時間
会費:布施(緑茶・菓子付)


1)10時30分~
2)13時30分~
要予約

ご希望の方は、
電話:022-376-4469 又は携帯:090-1397-4364
へご連絡の上、予約願います。



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仙台市泉区在住。
奥州流尺八虚空山布袋軒第十七代
普化禅宗 仙台藩虚空山尺八寺 軒主(けんず)

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芭蕉の辻に江戸期より伝わる名曲・秘曲を伝承している。
「宮城野鈴慕(れいぼ)」、別名「明暗鈴慕」とも云われ、仙台に伝承され鈴慕の中の鈴慕と言われる珠玉の名曲である。
仙台藩祖伊達政宗公遠年忌法要では奉献の儀にて献笛(けんてき)を毎年、五月二十四日に行っている。

5尺管による演奏は、低音の響に圧巻である。

◆曲目について

「大菩薩(だいぼさつ)」
大菩薩」は、全身全霊と自然の竹とが合一となって生み出す響流の調べであり、これは宗祖が20歳を過ぎた頃の創始になる。「大菩薩」の基底は、海童道の自然法による在り方から具現されたものであり、曲調としては、音楽を破った音楽の趣きというか、全くの独自性を発揮するだけに、至難中の至難な曲であり、まさに一世一代の伝承となる。
まず、「大菩薩」を体達するためには、最初に「鈴法」の曲を練り上げ、ついで「薩慈」の曲に入り、この難関の曲を体得し突破し得た後に、「大菩薩」の極意に至るが、この修行に専念しても、これをつらぬき通すことは容易に出来難く、これまでに幾多の修行者達が学ぶも、悉く倒れ至って、いまは宗祖一代限りで断絶とされている。
法竹の点も、「大菩薩」の吹定に応え得るだけのものが出来ず、殆どの法竹が力量足らずのため、宗祖も手を封じられた恰好にあるも、今度はあえて数拾本の法竹中より、漸く長さ2尺4寸(約73cm)の豪竹を選び出し、吹定を試みた次第であるが、吹定中に豪竹が叱咤激励され、忽ち狂いを生じて了い、役に立たなくなったが、わずかに「大菩薩」の片鱗を録音し得たのである。
~神秘の竹の音 海童道宗祖 より抜粋~

「奥州流尺八 鶴の巣籠」
仙台地方に伝わる曲「奥州流尺八 鶴の巣籠(すごもり)」は、古来霊鳥と尊ばれた鶴の親鳥がヒナを命をかけて守るところから、大慈悲の境地を表している。
夜明けの描写・鶴の飛翔の姿を思わずにはいられない佳曲。

虚空山玉堂のブログ-仙台藩祖伊達政宗公遠年忌法要

普化宗
虚無(こむ)宗ともいう。禅宗の一派で,中国唐代の禅僧である普化和尚を開祖としていて,僧名をもってその名が付けられ,詳しくは普化禅宗という。虚無僧(こむそう)とは、禅宗の一派である普化禅宗の僧のこと。

虚空山玉堂のブログ-5尺管

5尺管

長さ/5尺(約150cm) 歌口/直径11cm、周囲32cm 下部/直径13.5cm、周囲41cm
常人では音を出せない長さを氏は吹きこなす。




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