見晴らしの良い高台で、有馬の一等地にある、
北の政所の別邸跡と伝わる。
現存の本堂は、有馬温泉で最も古い建造物で、
1712年の建立。
ご本尊は、快慶作と伝えられる阿弥陀仏立像。
法然上人画像「月輪御影(つきわのみえい)」も寺宝として所蔵。
神戸七福神巡りの一つである、寿老人が、祀られている。
美しい庭「沙羅樹園」、
樹齢が250年といわれる沙羅双樹の大樹がある。
「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」
沙羅の木は、夏ツバキの別名。
毎年6月「沙羅の花と一弦琴の鑑賞会」。
沙羅双樹は、お釈迦さまが入定された時、
いっせいに花開き、その死を悲しんだと言われる。
「沙羅の花は一日だけの生命を悲しんでいるのではなく、
与えられた一日だけの生命を精一杯咲き尽くしている」。
本堂前に佇む観音様
この穏やかな表情、この円やかな立ち姿。
時を忘れ、見惚れておりました。
観音像横にある「少年法然像」
ここ念仏寺は、囲いがなく、足元も軽く、拝観叶いました。
何もかもが穏やかな午前です。
お陰様です。
ねーさん