冬の妖精達が、

天空の高みから、

淡く、静かに、

大地へとその身を重ね、

いくえにも、

地上を覆い隠し、

雪化粧に包み込み、

ひとひら、ひとひら、

舞い降りてくる。


冬の妖精達が、

天空の高みから、

冷たく、安らかに、

生命のいとなみへと、

穏やかに、

休息の時をうながし、

優しさに包み込み、

ひとひら、ひとひら、

舞い降りてくる。


冬の妖精達が、

天空の高みから、

白く、清らかに、

静かな夜更けに戯れ、

無邪気に、

大地をけがれ無き、

処女雪に包み込み、

ひとひら、ひとひら、

舞い降りてくる。