脳と心のカウンセラー、やっちゃん先生こと永井康雄です。
「彼(彼女)があんなヒドイ人とは思わなかった」
「立派な人だと思っていたのに、実際は残酷なことを言う人だった」
などのように、他の人が、最初自分が思っていた人とは違っていたという経験を誰でもしたことがあると思います。
最近のニュースでも
「大手広告代理店の実力派の上司が、女性社員にひどいことをしていた」
とか
「学会のトップクラスの人が、データねつ造に関与していたかもしれない」
など
「地位もあり、優秀なはずの人なのに、とんでもないことをするんだ」と感じさせるケースがあります。
ニュースで知る分はともかく、自分の身近な人が実はひどい人だとわかったりすると、結構ショックですよね。
そんなとき、タイトルにもあるように
「人のこころは多面体」
だということを意識して生活してみるのも、ひとつの手かもしれません。
多面体とは、複数の平面で構成された立体のことです。
人を認識するとき、
「この人は偉い人」
「この人はこわい人」
「この人は面白い人」
というように、その人を「一つの印象」でとらえることが多いと思います。
まるで一つの平面だけをみているかのようです。
でも実際には、人はいろんな面を持っています。
いつも明るい人だって、悲しんだり、怒ったりするときがあるかもしれない。
立派な仕事をしている人だって、店員さんやタクシーの運転手さんには暴言をはいているかもしれない。
ある人にはいい人だけど、ある人にとっては悪い人だったりすることもあるかもしれない。
このように人はたくさんの平面から成り立っているわけです。
これって当たり前のようだけど
僕たちは結構忘れがちなような気がします。
だから、悪いことをする人に騙されることだってあるし、信じていた人からの言動に傷ついたりするのでしょう。
人を一つの面でとらえる習慣は
「痩せ型の人は◯◯タイプ」などのような心理分析だったり、「あの人はB型だから◯◯」といった血液型占いの影響もあるかもしれません。
こういった分類は、すばやく相手の特徴をとらえることができて非常に便利。
しかし、やはり人は一つの面でできているわけではないことは頭の隅に置いておくべきでしょう。
三角形から成り立っている人もいるし
五角形から成り立っている人もいるし
三角形と正方形の組み合わせの人だっている。
このように人のこころは多面体だとすると、世の中の人たちというのは、それぞれ違った立体をみせてくれるショールーム。
いろんな形の多面体は見ていて美しい。
そう考えると、他の人のイヤな面をみたとしても、それほどショックを受けなくなるかもしれませんよ。
もちろん、あなた自身だって多面体。
いろんな形の組み合わせで
あなた独自の多面体を作っているんです。
ヘンテコでも
オッチョコチョイでもいい。
それが美しい個性としての魅力をはなっているんでしょうね。
あなたの魅力を再発見するお手伝いもいたします。お気軽にどうぞ。
脳科学、心理学に基づいたカウンセリングをしています。お話をじっくり伺った上でワーク等を行い、傷ついた心をリニューアルします。
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