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奈良火災

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私の住んでいる奈良県での事件。

逮捕された少年は私の息子たちと同世代。

尊い命が奪われたいたましい事件。

少年に隠された心の傷について考えたい。

実は少年は中学1年生の時に朝日新聞に質問を投稿

野菜と果物はどのように区別するのですか?

(朝日新聞東京本社発行 7月12日夕刊)


少年の通っている中高一貫高校は奈良県と言うよりも

関西地区で灘高校に続いて2番のランクの学校です。

東大 京大 阪大の合格率は全国3位です

京大の合格率はは全国で1位です。

うちの息子達も中学受験をしましたのでよくわかりますが

進学塾での超エリート達が目指す学校。


うちの次男三男が塾に通っていた頃のエピソード

一時期息子達が成績が良かった時期の事。

5年生の時です。

息子から話を聞いて驚いたエピソードがあります。

何名かの生徒が目にクマができるほどやつれていたそうです。

彼らの何人かは社会の時間は睡眠しています。

つまり彼らは5年生から平均睡眠時間は4~5時間くらい。

入試の直前に7時間睡眠に調整するそうです。

彼らが目指しているのは塾のNT特訓と言うコースに入る事。

Nは灘中学。Tが奈良火災の犯人の少年が通っていた中学。

ありえないくらい難度の高い学校です。


おそらく少年は5年生から父親の指導の下で勉強勉強に

頑張り続けたと思います。

それでも小学校の間は学校で息抜きできると思いますが

超難関中学から高校に入り、中間の成績を維持するのは

並大抵の努力ではなかったと思います。

なにしろそこの学校の95パーセントは国公立大学に進学。

超エリート集団です。


しかも医学系はかなりむずかしい。

三男の中学は奈良で3番手くらいの私学ですが

医学志望が多いです。

そのため先生がくださった資料を見てみると

地方の国公立の私学の医学部と京大の他の学部の偏差値が同じ。

そのくらい医学部はむずかしいそうです。


私の息子達は塾のハードトレーニングに耐えられず

6年生になって成績ががた落ちになりました。

周りは目の色を変えて勉強していたのに

マイペースに学習していたので落ちたんですね。


進学塾は勉強と言うよりも訓練と言う感じでした。

大学入試も訓練に耐え抜いた人が名門大学に合格する....

天才でないとがり勉しないと合格しないのが現状です。


少年の母は本当の母親ではなかったそうですが

その事とは直接事件と関係がなかったと思います。


保護者会の当日に事件をおこしたそうです。

私立の保護者会は、うちの次男三男の中学も同様の方法、

どんな方法かと言えば、保護者がクラスに集まり

親1人1人に子供の成績表が直接配られます。

その時って嫌なんですよね。

成績のいい子供を持つ親はいいかもしれませんが

成績の悪いうちの息子達のような親にとって一番嫌な瞬間です。

ですから、成績は絶対隠せないのです。


そんなエリートのお子さんが

なぜ後先考えずに事件を起こしたのか?

その背景を考えると辛いです。

訓練によって得た学力だから国語を解けても数学が解けても

欠如している部分が多かったのではないでしょうか?


私の長男は中学受験の場合はかなり難度が低い学校です。

でも司馬遼太郎さんの出身校です。

司馬遼太郎氏は優等生ではなかったそうです。

しかしながら歴史小説で有名になられました。

つまり、自分のやりたい学問を思い切り頑張る!

それが真に身についた学力だと思います。

訓練された学力との差ではないでしょうか?


うちの息子達の成績が悪い理由の1つは目標がないからです。

「何のために勉強しないといけないかわからない。」と言います。

「なぜいい大学に入る必要があるのか?」

T中学T高校の生徒にはこんなのんきな息子さんはいないでしょう。


でも人生において遠回りする事がプラスになる事もあると思います。

先を急ぎすぎてあせりすぎた少年とその父親......


またこの時期の少年は父親に対して最も反抗する時期です。

なぜか父親に嫌悪感を感じる時期みたいで

うちの息子達も6年生~現在進行形で父親とは距離を置いています。


この時期は父親との距離も必要だと思います。

がみがみ言うのは母親に任せて父親はそっと見守るのがいいみたい。


本当に哀しい事件でした。


参考

母子の死因は一酸化炭素中毒 奈良・田原本町の火災

野菜と果物はどのように区別するのですか?

(朝日新聞東京本社発行 7月12日夕刊)


直父親の勤務先のホームページのURLや少年の氏名が

2チャンネルに記載されていましたが

それについては記載をするのは控えます。



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