15日、中津城(なかつじょう)の本丸跡から梵字(ぼんじ)が書かれた石が発見された。
 石は91×118×42cmの凝灰岩で、「教」などを示す28文字が墨で書かれていた。
 梵字は地鎮のために書かれたと思われるため、本丸内に寺のあった可能性が高いという。[西日本新聞]


● 中津城(なかつじょう) ●
 大分県中津市所在。天正十五年(1587)黒田孝高(くろだよしたか。如水)が築城し、細川忠興(ほそかわただおき)の代に完成、明治十年(1877)西南戦争で焼失したが、昭和三十九年(1964)元藩主・奥平昌信が天守閣と櫓(やぐら)を再建した。(『国史大辞典』吉川弘文館・『日本地名大百科』小学館)