こんにちは
いきなりですが、
右手と左手をくんでみてください。
さあ、右手と左手、どちらが上にきましたか?
さて、それをどちらにするかということを意識したでしょうか?
では。
さきほどとは逆の手腕を上にし両手を組んでください。
どうですか???? へんなかんじ、慣れないかんじでしょう????
ひとは、自分が無意識に繰り返していることには、気づきません。
あるパターンのからだの使い方が長年繰り返されていると、
それがやがて痛みの原因になっていったりします。
そして、思うのです。
「何でか原因がわからない」
そうですよね。気づかないから、無意識のパータン=習慣なんです。
上の手の組み方は、グループレッスンだと、よく
「習慣的な手の組み方」
「習慣的ではない手の組み方」という呼び名で出てきます。
フェルデンクライスのレッスンは、
この無意識にやっている自分なりのパターンに「気づく」ことが、
重要なポイントになっています。
あえて、普段やらないような、パターンではない動きをやって、
脳を刺激して、新しい脳と筋肉や骨の間の神経の道を創造するのです。
「やっていることに気づくことができれば、
(次の)選択肢は、無限にひろがる」とフェルデンクライス博士も言っています。
もう少し具体的にいうと、
実際に、レッスンでよく見るのが、
新しいこと、わからない動きをはじめると、
呼吸を止めてしまう、あるいは、浅くしてしまうパターン。
とても多いです。
例
たとえば↑あえて、日常生活ではしないような動きをやってみて、脳を刺激します。
おそらく、
動くことと、
動きを「考える、イメージすること」が頭の中優先になり、
慣れないので混乱して、
同時並行呼吸がむずかしくなる。のですね。
そういうときは、
「はい、××さん、息してください♪」というと、
みなさん苦笑されて、呼吸しはじめます。
そして、レッスンで起きていることは、たいてい、日常でやっていることなのです。
おそらく多くのこの方は、
たとえば、パソコン打ちながら、考え始まると、息を詰めるということが、
習慣になっていたりします。
けれど・・・・・
そうして、
息を詰めると、首がかたまります。
胸がかたくなります。
目が柔軟に動かなくなります。
みんなつながっているので、
ずーっと、これをやっていると、
人によっては、頭痛になったり・・・・
肩こりになったり・・・・
腰痛の原因のひとつになったり・・・・・
ほんとうは、考えながらも、深く呼吸できていたら、
ずっと首も、胸も、目も楽なはず。
こうして、長年蓄積されていくと、
いろいろな個人のパターンが、
100人いたら、100種類のやりかたで、痛みを引き起こしています。
で、フェルデンクライスの対策は。「パターンを変えます」
いつもは、やっていないパターンかもしれませんが、
こういうとき、呼吸とは「吸って吐くこと」と意識すると苦しくなります。
「吐く息」だけを意識しながら」何かをやってみてくださいね。
意識して、吐きながら、動いてみるんです♪。
どうでしょう?
なれないかんじ?
でも、あえて、、慣れないかんじを何度か味わってみましょうね。それが大切です。
そして、「わたしは、同時に呼吸できない」のではなく、
繰り返してこなかったから、「慣れない」ということだけだと、
頭の中の評価を書き換えてください。
決して「できない」ということではないんです。
からだはのつながりは、もともと楽に動けるようにできている。
信頼してくださいね。
、あれこれと、動きのパターンを試して、
自分にとって、軽く楽に動けるやりかた、新しい感覚を身につけていくのが、
フェルデンクライスのレッスンなんですよ。
きっと、いつからでも、「できないことはできる」ようになり、
「できていることも、もっと楽に、優雅に」なります
きづいて、変える。その先には、
いままでやっていたこと以上の
質の高い「できる」が、待っているのです。