最終病理結果 | トリポジ☆乳がん☆乙女崎夢子の場合。

ここんとこ、1週間。

まともに寝てないの。

眠れなかった。

何を思って、何かを案じて、

不安で、怖くて。。。

とかじゃない!

頭の中は『考えられない』『思いつかない』想いと共にいた。

真っ白なのに、心だけは、緊張してたみたいで、眠れなかったみたい。


編み物してたら無心になれるから、本当に救われた気がする☆


にしても、なんか辛かった1週間やった!


で、行ってきました。最終病理結果報告を受けに。






まさかの13日の金曜日とか。(涙目)



夫さんもついてきてくれました。















私の乳腺部の断面だよー。

全然意味わかんなーい。(・・・灰ダロウネ)


では、いざ!病理報告書!



■割面では腫瘍の局在が明らかとは言えませんが、組織学的に、(番号)の切片において、癌細胞の存在(浸潤巣+非浸潤巣)が確認されます。これらの癌細胞は化学療法によって強い修飾が加わっているため、核はしばしば大型化し、多形性に富んでいます。概してviableな状態です。治療効果は1aとします。

 癌は切離面には及んでいません。断端陰性と判断します。

 リンパ節の1個に転移巣を認めます。


神医者いわく、『全て想定内』『予想の通り』ということ。

アタシのカンは、乳頭付近に大きく3~4cmの逆三角形を型取るように広がるタイプなんだそう。丸い球体のしこりとは違うみたいで、『小さくなる』というよりは『痩せる』という表現がふさわしいタイプなんだってさ。


で、上記の小難しい報告書を口頭で言い直すと、

抗がん剤の効果はとてもあったけれど、やはり範囲的に小さくなるタイプじゃないがために、範囲は相変わらず存在として認めるだけの幅で存在していると。治療の効果は1~3段階で表現するんだけども、どうしても病理としては結果として『1』をつけるしかないのは想定内のこと。でも、化学療法の効果は確実にあったので、この判定(数字)は気にしなくていい。


ということだったよ。



断端陰性(だんたんいんせい)をネットで検索したら、


切り取った部分の断端(切り口)にがんが残っているかどうかを調べ、残っていない場合を断端陰性といいます。手術中は術中迅速診断で調べますが、迅速病理検査は確実性に欠けるので、術後の病理検査が重要になります。断端陰性の場合には、追加の切除は必要になりません。


と書いてあった。


つまりは、『取り残しがない』ということなんだね!


で、先生が、


『追加で取ったリンパ節(9個)にも結果として1個だけ転移が認められたんだけど、前回説明した通り、センチネルで取った1個を含め合計4つ転移が認められなければ放射線治療をそれでもやるというやり方をしているところは日本ではかなり少ない。よって、放射線治療は予定通り無しでいいと考えている。』



ということだった。

4つ以上転移があれば、『脇の次に飛ぶといわれている鎖骨のリンパ節への照射は必須』とのことだったので、胸に照射しなくても、鎖骨部だけでも放射線はしないといけないって聞いてたんだ。でもそれも『必要なし』ということだった。




もっといつもの神医者節が炸裂していて、わかりやすく、説明してくださっていたのだけど、寝不足のせい?緊張のせい?で先生の一語一句まで正確に記憶できなかったw でもおおまかな説明としてはちゃんと理解して帰宅したんだ。



夢子『先生。。。ちょっとアバウトな質問なんですが、この1週間まともに眠れなかったんですけどね(苦笑)この結果って、『寝てる場合じゃねーぞ』って話なのか、『安心して寝てていいんだよ~』って話なのか、どっちですかね。』(低脳な質問)


って聞いたら、


神医者『(笑)寝てよ?(笑)寝たらいいよって話やよww』


ってことで、ホッとした。


神医者『化学療法をよく頑張った。効果がまったくなくて、小さくもならないし、それどころか大きくなった!とか、そういう場合もあるなかで、しっかりと効果があった。術前化学療法の考え方としては、胸の中にあった主格の癌の強さを100とする。目指すはその強さを0にしたいというために抗がん剤をする。でも10でも残ってたらそこからまた100まで復活してくる(再発)んじゃないかと思われるけれど、もう切除して無い。だけど、90%の効果を与えられたとする。

じゃぁ、体内に散らばったかもしれないとされる癌があったとして、でもこの散らばったかもしれない癌というのは原発の胸の癌のように強さが100ということは無いやろ?仮に半分の50の強さを持ってたとしても、そこに同じだけの効果が与えられるわけやから、90の力がかかったら、これら(体内に散らばったかもしれない未発達のがん細胞たち)は消滅しとる。と、いう考え方。よって、これで一応、左胸に関しては直接的治療は以上になります。今後は引き続きハーセプチン単体を夏前まで。そしてホルモン療法を一応5年間ということで。』



という説明もプラス。



何よりもあとからフツフツと喜びになっていく先生の言葉が、


『「絶対」という言葉を使ってあげられないからアレやけど、まぁ、大丈夫だろうと思う。』



というセリフが、どこかでゴニョゴニョっと混じってきたのだけど、そのときは真剣に聞いてた。でも、あとでリハビリを受けながら、この言葉がすごく嬉しくてたまらなくなった。先生の説明を聞いてるときは、良い話をされてるのかどうかも理解ができたようなできないような、安心してていいようなダメなようなという気持ちだったんだけど、最後のほうでは『とらわれずに暮らしてていい』と思えたのでよかった。



以上が夢子の最終病理結果だったよ!



放射線治療がなくなったことで、もしも将来的に再建したいなと思ったら、それも可能だということだ。

今の気持ちとしては「別にいらないんだけどw」が正直なところ。

でも、まぁ、可能性の引き出しのロックは解除された状態で用意されてると思って、素直に喜んでおこうと思う☆




今後については話が長くなるので、チョットわけて書こう!