リタリン、コンサ－タ

リタリンのうつ病への保険適応が、はずされだいぶ経過しました。　

私はうつ病の人に幸いリタリンは出したことはありませんが、他の病院でリタリンを安易にうつに処方され、依存症となり長年の職を解雇され悲惨な状態のひとを外来で診ています。

この方はプライドが高く、ダルクにもつながりません。

コンサ-タは小児のADHDだけの薬なので、小児を診ていない私には当分関係なさそうですが、講習会などでの厚生省の気まぐれな態度には腹が立ちます。

以下がコンサ－タが使用できる医療者の基準です。

以下の１，２，３を満たし、コンサータ錠適正流通管理委員会の承認を得た医師

１．次のＡまたはＢに該当する医師

（Ａ．）日本精神神経学会会員または日本小児科学会認定の小児科専門医

（Ｂ．）Ａ以外で注意欠陥／多動性障害（AD/HD ）の診断・治療に精通している医師であり、Ａに該当する複数の登録医師がＢに該当するとして推薦し、コンサータ錠適正流通管理委員の承認を得た医師に限る

２．コンサータ錠登録医師リストへの掲載を了承し、登録医師として公表されることを承諾した旨の署名を行った医師。

３．日本精神神経学会、日本小児科学会またはコンサータ錠適正流通管理委員会が承認する関連学会主催の講習会等において、本剤の適正使用および薬物依存に関する研修プログラム（コンサータ錠登録者講習会）を履修し、その内容を理解した旨の署名を行った医師

４．申請に際し、コンサータ錠適正流通管理委員会に以下の事項を誓約した医師

・コンサータ錠を適正に使用すること

・コンサータ錠適正流通管理委員会が求めた場合、診療記録を含め、コンサータ

錠の処方に関する情報提供を行うこと

精神科医が日々思うこと。