こんにちは。
旭川揺らぎ整体 こころ です。ドキドキドキドキドキドキ


昨年12月13日の東京オリンピック
66キロ級日本代表決定戦。
ご覧になった方も多いと思います。


阿部一二三さんと丸山城志朗さんの
24分にわたる、試合でした。びっくり

 

 

私が、気になったのは、主審の女性。

天野安喜子さんという、50歳のかた。

女性の主審だなあと見ていましたが
凄く冷静です。

 

 

なんでも、
先入観を持たずに臨むため

試合まで、両選手に関する情報は

遮断したそうです。

 

 

意識したのは、二人が自然体でたたかえて

「やり切った」と思える進行をすること。

 

 

早く決着がついてほしいという気持ちは
全くなかった。
長時間になり非難があるのなら
受けてたとう。

二人のためだけに裁きたい。

 

 

 

花火玉(レプリカ)を傍らにインタビューに応える天野氏

 
以下は、上記の
平成のサムライを探して からの引用。
 

だんだん分かってきたことは、

花火師としての技術だけでなく、

人間性が問われている
ということでした。

 

 

例えば世の中の出来事について

「15代目はどう考えますか?」

と聞かれます。

 

それに対して、まさしく鍵屋の当主
としての言葉を返していかなければ
なりません。

回答する言葉を選びましたね。

 

 

──  それは大変な重責でしたね。

すごく肩に力が入っていたと思います。
でも周囲から信頼していただけるように
なるにつれて、
「自分」に対して格好つけなくていいんだと
思えるようになりました。

 

 

職人たちのやる気やセンスを引き出すこと、
素晴らしい花火を上げて
観客の皆さんに喜んでいただくこと、
大会の主催者に満足していただくこと。

 

 

大事なのはそういうことであって、
自分の振る舞いをどれだけ
立派に見せるかということは、

どうでもいいんじゃないかって。

 

それに気づいて初めて、「素の自分」
として自然に振る舞えるように
なりましたね。

 

 

今は、「こんな私でよろしければ、

お付き合いください」という感じです。

 

 

なんとも、謙虚な方ですね。
花火も、一回の打ち上げで
成功をかけ、やり直しはきかない。
一瞬の判断が必要ですね。


軸の通った人なんだろうなあと
思います。

 

 

オリンピック代表に、決まったのは
阿部選手でしたが、
丸山選手も

「すべてを出し切れた」と口にした
歴史的な一戦と言われました。


 

この試合の直前には、

真剣勝負の「模擬試合」もしたそうです。

審判団も運営も準備万端で迎えた、

本当に、緊張の一戦だったんですね。

 

 

天野さんも、

「悔いはない」と言ったそうです。

 


私は、全くの素人で、技などは

わからないのですが、

見ごたえのある試合でした。

そこに、清々しいものを感じました。ニコニコ